ドコモ、GALAXY S IIにAndroid 4.0を提供


「GALAXY S II SC-02C」(写真はAndroid 2.3)

 NTTドコモは、サムスン製のスマートフォン「GALAXY S II SC-02C」向けに、Android 4.0へのバージョンアップを行う更新ファイルの提供を開始した。Wi-Fiもしくはパソコン経由にて、手動操作でバージョンアップできる。

 Android 4.0へのバージョンアップにともない、OS標準機能として提供される「フェイスアンロック」などの機能のほか、サブメニューのリスト化、設定メニューのカテゴリ分けなどのメニューが変更される。また、バッテリー残量表示などにも対応し、Google Play ムービーのアプリと災害用キットアプリが追加される。

 バージョンアップにより一部の設定は初期化されるほか、エリアメールの受信履歴と登録情報も初期化される。Bluetoothのバージョンは3.0+HSから3.0+EDRに変更される。プリインストールされていた「Flash Player」は、最新版でない場合はAndroid 4.0へのバージョンアップにともない削除されるため、継続して利用する場合は予め最新版にしておくか、バージョンアップ後に再インストールを行う。このほか、バージョンアップには細かな更新や一部の仕様変更、表示変更が含まれる。

 なお、プリインストールアプリ以外についても、Android 4.0へのバージョンアップ後にGoogle Play ストアで更新を確認するよう案内されている。

 不具合の修正では、特定のエリアでGガイド番組表アプリからワンセグが起動できない場合があるという不具合が修正される。

 更新はWi-Fi、もしくはサムスン提供の「Samsung Kies」をインストールしたWindowsパソコン経由で行う。更新は手動操作で、自動更新は行えない。Wi-Fiでは公衆無線LANの「docomo Wi-Fi」でも行える。Wi-Fi経由の更新ではGoogleアカウントに加えてSamsungアカウントが必要で、Samsungアカウントの設定にはSIMカード(ドコモUIMカード)が必要。

 更新にあたっては本体メモリに約237MB以上の空き容量が必要。バージョンアップ中は通話を含め、ほかの機能を利用できない。更新にかかる時間はWi-Fiで約50分、パソコン経由の場合は約100分。

 




(太田 亮三)

2012/7/3 12:31