上半期のタブレット市場は2倍に、GfK調査


 ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK Japan)は、2012年上半期における家電およびIT市場の販売動向をとりまとめたレポートを発表した。このなかで、タブレットおよびスマートフォンの販売動向についても紹介されている。

 タブレット市場については、上半期の販売数が120万台規模になったと推測されている。これは、前年同期比で約2.5倍もの伸び。家電量販店での販売数は、Wi-Fiモデルが人気となり49万台(前年同期比104%増)となった。一方、携帯電話専門店では、スマートフォンユーザー対象の割引などで32万台(同129%増)を記録した。シェアを見ると、Androidが40%(前年から6ポイント増)となっている。

 一方、携帯電話市場についてはスマートフォンの販売が大幅に伸び、前年比80%増の1165万台となる一方、従来型の携帯電話を含む市場全体の販売数は1898万台で、前年並となった。2011年の携帯電話市場では、全体の44%がスマートフォンだったが、2012年上半期では61%と半数以上を占めるまでになった。ディスプレイサイズ別に見ると、3.5~4.5インチが9割以上で、4.6インチ以上の大型端末は5%未満となっている。下半期については、スマートフォン市場の普及開始時期であった2010年から2年が経過することから、2年の割賦を終えたユーザーの買い替えが本格化すると見られている。

(関口 聖)

2012/8/28 17:36