au、Wi-Fiから「災害用伝言板サービス」利用可能に


 KDDIと沖縄セルラーは、大規模災害時に運用される「災害用伝言板サービス」について、9月20日よりWi-Fiからアクセスした場合でも利用できるようにする。対応機種は、auの災害対策アプリが利用できるAndroidスマートフォンとiPhone 4Sとなる。

 これまで、auの災害用伝言板サービスは、3G経由かWiMAX経由でアクセスする必要があった。Wi-Fi経由ではユーザーを特定できなかったが、今回、auのネットワーク側で、Wi-Fi経由でもユーザーの電話番号を確認できる仕組みを導入したことで、Wi-Fi経由での災害用伝言板サービスの利用が可能になった。なお他社では、ソフトバンクモバイルでも、7月よりWi-Fi経由で災害用伝言板サービスを利用できるようになっていた。

 あわせて災害用伝言板サービスでは、国や自治体が配信する「災害・避難情報」が掲載されることになった。この情報は、「緊急速報メール」を受信できる機種であれば、配信後、すぐに確認できるもので、その内容は台風などの自然災害およびそれに伴う避難情報、弾道ミサイル情報、大規模テロ情報などとなる。




(関口 聖)

2012/9/6 17:07