ソフトバンクの「スマホ下取りプログラム」要点まとめ


 ソフトバンクが9月21日より開始したスマートフォンの「下取りプログラム」について、情報が錯綜しているようだ。ここであらためて整理しよう。

 「下取りプログラム」は、スマートフォン購入時に、それまで使っていたスマートフォンをソフトバンクが下取りするというサービス。期間は9月30日~11月30日。実際に下取りするのではなく、下取り相当分の金額を毎月の利用料から割引するというもの。

 当初の下取り金額は、「iPhone 5」へ機種変更する場合に、「iPhone 4S」で1万2000円(1000円×12カ月)、「iPhone 4」で8000円(1000円×8カ月)と案内され、「iPhone 4」から「iPhone 4S」の場合も、「iPhone 4」を8000円(1000円×8カ月)で下取りするとされた。

サービス変更

 しかし、その後すぐ下取り価格や対象範囲が拡大し、名称も「スマホ下取りプログラム」にあらためられた。

 「スマホ下取りプログラム」は、「SoftBank 4G」および「SoftBank 4G LTE」に対応したスマートフォンを購入する際に、それまで利用していたスマートフォンをソフトバンク下取りするキャンペーン。期間は当初と同じく、9月30日~11月30日。実際に下取りするのではなく、下取り相当分の金額を毎月の利用料から割引するというもの。

 「スマホ下取りプログラム」の下取り金額は、「iPhone 4S」の場合に1万6000円~2万円(1000円割引×16~20カ月)、「iPhone 4」の場合に8000円~1万2000円(1000円割引×8~12カ月)となる。割引き額の違いは、記録容量の差によるもの。

 これに加えて、「iPhone 3GS」は5000円(1000円割引×5カ月)、「iPhone 3G」
は4000円(1000円割引×4カ月)の割引が受けられる。

 さらにAndroid向けスマートフォンも「X06HT」や「X06HT II」、「001HT」が3000円(1000円割引×3カ月)、「001DL」や「101DL」が2000円(1000円割引×2カ月)の割引が受けられる。

 なお、新たに新スーパーボーナスまたは通常契約で購入し、これまで利用していた端末も新スーパーボーナスまたは通常契約で購入している必要がある。下取りプログラムでは、パッケージや付属品などは必要なく、データを初期化した上でプログラムに申し込む。ソフトバンク側では、データのバックアップや復元には応じない。

 新端末購入1台につき、1台を下取りプログラムに申し込める。

下取り契約成立後は返却不可、契約不成立なら返却

 下取りプログラムに申し込み、下取り契約が成立したスマートフォンについては、端末の返却には応じない。

 ただし、下取りに出した端末について、液晶画面が割れているといった端末に大きな破損がある場合、ソフトバンクでは下取りには応じないとしている。その場合、スマートフォンは宅配にて返却される。

 ソフトバンクショップなど、店舗で下取りプログラムに申し込んだ場合、データが消去されているかなどチェックされた上で、店舗側が倉庫に送る。オンラインショップで下取りプログラムに申し込んだ場合、原則的にユーザー側で倉庫に直接送る必要がある。

 一部の販売店で、下取り拒否されたスマートフォンが返却されない、と説明を受ける場合もあるようだ。ソフトバンクモバイルでは、「下取り契約が完了したものは返却されないが、破損などで下取りできないものについては返却する。オンラインで購入した場合、下取りはユーザー側で送ってもらう必要がある」と案内している。

手続き完了でSMS

 手続きが完了すると、ソフトバンクから新たなスマートフォンへSMSで案内が送られてくる。その後、割引期間に応じて、毎月の請求金額から1000円が割引される。

 




(津田 啓夢)

2012/9/24 20:13