ソフトバンクと米Sprint、出資に向けた協議


 ソフトバンクは12日、米国の携帯電話事業者であるSprint Nextel(スプリント・ネクステル)と協議を行っていることを認めるコメントを発表した。Sprint側も同様のコメントを発表しているが、両社とも決定した事実はないとしている。

 前日の11日、一部報道で「ソフトバンクがスプリント・ネクステルを買収する」とされ、ソフトバンクでは「憶測に基づいたものでコメントはない」としていたが12日になると、両社から協議を行っていることを認めるコメントが発表された。ソフトバンクは「スプリント・ネクステルへの出資を検討する報道がされている。協議はしているが決定した事実はない」とコメント。ただ、買収や出資をする理由など、協議を開始した背景についてはコメントしないとしている。

 一方のスプリント・ネクステルでは、「ソフトバンクによる、潜在的な投資について協議を行っているが、その結果がどうなるか保証はない。合意に達するまで、コメントしない」としている。




(関口 聖)

2012/10/12 11:37