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フルHDの5インチ液晶を搭載した「HTC J butterfly」


 「HTC J butterfly」(HTL21)は、5インチのフルHD液晶を搭載したHTC製のスマートフォン。発売時期は12月上旬になる予定で、割引適用後の価格は3万円台前半から半ばになる見込み。

 先代のHTC Jから進化した点として、ディスプレイのサイズ、解像度やOSのバージョン、インカメラの画角、CPU、通信方式、HTC Senseのバージョン、バッテリー容量などが挙げられる。

 ディスプレイは、色、明るさ、コントラストにこだわったという日本製の5インチの大型液晶を搭載しており、解像度は1920×1080ドットのフルHDに対応する。ドットの細かさを表すppiは、440ppiとなる。Retinaディスプレイを搭載したiPhone 5は326ppiだが、それよりもさらにピクセルが密に配置されていることになる。WEBを縮小表示しても細かな文字が判別できる形で表示されるほか、写真も鮮やかに映し出せるといったメリットがある。

 クアルコム製のクアッドコアCPU「APQ8064」を搭載し、通信をつかさどるベースバンドチップ「MDM9615」を採用した。OSは冬モデル唯一のAndroid 4.1。同バージョンで採用された、位置情報や検索履歴などに基づき、ルートや天気、為替レートなどの情報をリコメンドする「Google Now」にも対応。また、会場の説明員によると、5インチのフルHD液晶をOSとしてサポートしているのも、Android 4.1を採用した理由だという。

 メインカメラは800万画素のCMOSカメラ。センサーはHTC Jと同じ裏面照射型CMOSとなる。F値2.0の明るいレンズや高速連写、動画撮影中の静止画撮影といった特徴も、HTC Jから継承している。加えて、インカメラは約210万画素に強化され、明るさがF値2.0、88度の画角で4人まで入るという広角レンズを採用。画面全体がシャッターボタンになる機能や、カウントダウン式のタイマーシャッター機能を搭載している。

 HTC Jと同様、Beats Audioの技術も採用されており、同社のイヤホンを挿すと原音に忠実な形で音楽を再生できるようチューニングされている。ただし、HTC Jの時には同梱されていたイヤホンは、別売となる。音楽関連のアプリをまとめられる機能は継承する。

 ユーザーインターフェイスは、HTC独自の使い勝手を実現した「HTC Sense 4+」となる。端末のボタンは、左から「戻る」「ホーム」「アプリ履歴」となり、「アプリ履歴」は長押しで「メニュー」になるように、割り当てを変更することが可能だ。これは、HTC Jのアップデートで実現した機能で、HTC J Butterflyにも受け継がれた。通知エリアにはWi-FiやBluetoothなどのボタンが置かれていないが、Wi-FiやBluetooth、テザリングなどをオン/オフできるウィジェットが内蔵される。このほか、シーンやスキンなどを変更できる「個人設定」を備えているのも、「HTC Sense 4+」の特徴となる。

 ストレージ(ROM)は16GB、メモリ(RAM)は2GB。外部メモリーの最大容量は32GBで、microSDHCを利用できる。アンテナ内蔵式のワンセグ、赤外線、おサイフケータイ、NFC、Bluetooth 4.0、HDMI出力、DLNA(DTCP-IPは検討中)、IPX5の防水に対応。「共通ACアダプタ04」に対応する。緊急速報メール、災害用音声お届けサービスを利用できる。

 通信方式は4G LTEに対応し、通信速度は下り最大約75Mbps。LTEの周波数は800MHz、1.5GHz帯がサポートされる。3GはWIN HIGH SPEEDにも対応。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/nで、2.4GHzと5GHzを利用できる。テザリングに対応し、同時接続数は最大8台。国際ローミングはCDMA、GSM、GPRS、UMTSをサポートする。

 電池容量は2020mAhで、取り外しはできない。連続通話時間および連続待受時間は、検討中とのこと。大きさは約143×70.5×9.1mmで、重さは約140g(いずれも暫定値)。ボディカラーはレッド、ホワイト、ブラックの3色。

 なお、HTC Jにはベースとなるグローバルモデルの「HTC One S」が存在した。HTC J butterflyは今のところ、日本でしか発表されていないが、会場の説明員によると「海外でも発売される可能性はある」という。



 




(太田 亮三 / 石野 純也)

2012/10/17 12:00