イスラエル企業、auスマートパスにアプリ提供事業


 マカダミア・アップス(Macadamia Apps)は、KDDIのauスマートフォン向けサービス「auスマートパス」向けに、イスラエルのスタートアップ企業が開発するAndroidアプリを提供する事業を開始した。

 「auスマートパス」は、月額390円で500本以上のアプリが使い放題で、店舗などで利用できるクーポンなども提供されるサービス。今回、マカダミア・アップスでは、イスラエル発のAndroidアプリを「auスマートパス」向けに提供することになった。既に今年6月からは、マカダミア・アップスが開発したアプリ「GroupShot」が「auスマートパス」で提供されている。

 同アプリは、複数の人が一緒に写る、グループでの撮影を想定したAndroid向けアプリで、被写体のうち、1人だけカメラに顔を向けていなかったりするケースなどでも、複数枚写真を撮影して、その中から変更したい部分を選び、別の写真から最適なものをチョイスして1つの写真に合成できる。iPhone版も提供されているが、Android版はauスマートパスだけに提供されているという。

 同社では、「世界的に見てもAndroidアプリの収益化が難しいとされるなか、auスマートパスは魅力的な市場として、世界中のアプリ開発者から注目を集めている」と説明。自社開発のアプリだけではなく、他のイスラエル企業によるアプリを日本向けにカスタマイズして、日本での展開を図るという業務を請け負う。

(関口 聖)

2012/10/23 17:14