MobageがYahoo!奇摩と連携、「神撃のバハムート」など繁体字に


 ディー・エヌ・エー(DeNA)と台湾のYahoo!奇摩(ヤフー・キモ)は、台湾のスマートフォンユーザー向けにゲームプラットフォーム「Mobage」(モバゲー)を提供する。10月4日から開始したオープンβテストでは、10万人以上がMobageに登録したという。

 Yahoo!奇摩は、台湾最大のポータル「Yahoo!奇摩」を展開する企業。月間のユニークユーザー数は台湾の人口の半数にあたる1300万人を超えているという。DeNAはYahoo!奇摩と業務提携して、モバイル向けポータル内にMobageのゲームコーナーを設置する。AndroidおよびiOS向けに繁体字による中国語版Mobageが提供される。

 Yahoo!奇摩のユーザーは、既存のYahoo!奇摩 IDを使ってMobageにログインできる。繁体字のMobageでは、DeNAの自前タイトルである「忍者ロワイヤル」などのほか、国内だけでなく海外のアプリストアでもランキング首位を飾るCygamesによるカードバトル型ソーシャルゲーム「神撃のバハムート」なども提供される。

 なお、中国本土で使われる簡体字中国語版については既に展開しており、今回の繁体字中国語版はそれを拡張した形になる。DeNAでは、繁体字中国語圏である台湾や香港、マカオだけでなく、華僑の多い地域にもサービスを拡大していく方針。

 

(津田 啓夢)

2012/10/24 13:09