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カカオトークのトークルームがYahoo!のサービスと連携可能に

 カカオジャパンは、スマートフォン向けのコミュニケーションアプリ「カカオトーク」において、トークルーム内から「Yahoo!ロコ地図」など外部のサービスと連携できる機能「トークPlus」を発表した。12月中に提供される予定。

 カカオジャパンはヤフーと資本・業務提携を10月19日に発表しており、今回発表された新機能はその取り組みの第1弾。新機能の提供開始当初は「乗換案内 Yahoo!ロコ」「Yahoo!ロコ地図」「Yahoo!ボックス」「DECOPIC」と連携でき、トークルーム内からこれらのアプリやWebサービスに移動したり、トークルームに戻ったりすることが可能。チャット中に住所などの情報をやりとりする際などに利用できる。

 また、今後は「Yahoo!オークション」「Yahoo!ショッピング」とも同様の連携が予定されている。さらに、カカオジャパンは「Yahoo! JAPAN ID」「Yahoo!ポイント」の連携、「Yahoo!ウォレット」の導入も行う予定で、ヤフーのサービスと連携を強めていく。

カカオトークのトークルーム内。住所から外部サービスに移動できる
「Yahoo!ロコ地図」に移動したところ。ボタンでカカオトークに戻ることも可能
「トークPlus」で連携できるアプリ

ヤフーの資産を融合して、さらに便利に

ヤフー チーフモバイルオフィサー(CMO)の村上臣氏

 11日には都内で記者向けに発表会が開催され、ヤフーやカカオトークの戦略、新機能「トークPlus」の解説が行われた。また、12月13日から放映されるテレビCMもお披露目され、CMに出演する土屋アンナが登場、トークショーを行った。

 最初に登壇したのは、ヤフー チーフモバイルオフィサー(CMO)の村上臣氏。村上氏は冒頭、ヤフーの新しい執行体制の特徴が「スマホファースト」を掲げていることとし、コミュニケーションサービスを中心に進化のスピードが止まらない業界に対し「爆速で進めていく」と同社の姿勢を改めて示した。

 村上氏は、「カカオトーク」が韓国で誕生してから今日が1000日目であることを明らかにし、韓国では「国民的なサービスになっている」と紹介。グローバルでは累計で7000万人が加入し、一日あたりの平均アクティブユーザーが2750万人、1日あたりの最大メッセージ件数は42億件などの数字を示し、利用が拡大している様子を示した。

 スターバックスのコーヒーなどを、ギフトとして送れるサービスは過去2年で利用件数が100倍になり、通信販売やカカオトークの画面の見た目をカスタマイズできるアイテムストアもオープンされるなど、グローバルで展開されている新サービスはいずれも好調に推移しているとアピール。「kakao Game」は月間の売上が過去2カ月で10倍近い30.2億円に急拡大、写真を使ったマイクロブログの「kakao Story」もアプリのダウンロード数が急速に伸びている様子を紹介した。

 韓KAKAOとヤフーとのジョイントベンチャー(JV)であるカカオジャパンとしての取り組みとしては、Yahoo! JAPANとの資本提携発表後に5人同時通話機能をリリースし、カカオゲームも立ち上げ、カカオトークのアプリは750万ダウンロードにまで拡大している。こうした連携した取り組みのポイントは、Yahoo!の「圧倒的なメディアパワー」「Yahoo! JAPAN IDの連携」などと、カカオトークの世界7000万人の利用者、膨大なトラフィックを裁く独自の通信技術、多数の成功モデルやサービスとの連携といったことが組み合わさることとする。村上氏は「安心・安全に楽しんでいただける」とも繰り返し、「ヤフーの持つ運営パトロールのノウハウを実行できる体制になっている」と、健全な利用にも注力していく姿勢だ。

 村上氏は、「コミュニケーション領域は、スマホの中でも大きな時間を占めるようになると考えている。ヤフーの資産を融合して、さらに便利にしていく」と語り、会員やサービス、技術などさまざまな面で連携を深めていく姿勢を明らかにした。

「グループ消費」を提案、目標は3000万DL

 カカオジャパン 代表取締役の朴 且鎮(パク チャジン)氏は、1対1のコミュニケーションが基本だった頃にグループ通話を提案し人気博した経緯を振り返り、チャットをしながら漫画カメラ、チャットをしながらショッピングといった例を挙げながら、友達と一緒に楽しむ「グループ消費」の方向性を示す。

 新機能の「トークPlus」はヤフーとの連携第1弾とし、今後「Plusカカとも」なども拡充することを発表。「まずは目標として、2013年度は3000万ダウンロードまではもっていきたい」と意気込みを語った。

カカオジャパン 代表取締役の朴 且鎮氏

土屋アンナがカカオトークとCM秘話を披露

 発表会の後半にはCM発表会が開催された。CMは「カカオトーク」の5人同時通話などをアピールする内容で、土屋アンナと劇団ひとりが出演している。発表会のトークショーには土屋アンナが登場。撮影の様子については、CMの中では冷たい(冷静な)役を演じるとあって、劇団ひとりの芝居に「笑いを堪えるのに苦労した」と語ると、今後放映されるものの中には本物のカツオを手にするシーンがあるとのことで、「魚臭いとおもったが、臭くなかった。築地で仕入れて新鮮だったから」と驚いた様子。

 カカオトークについては、仲間内でスタンプだけの会話を延々と続けることもあるとのことで、「子供の頃の心に戻ったよう」とも。通話機能にボイスチェンジャーが用意されている点について聞かれると「私はボイスチェンジャーしたような(低くてハスキーな)声。低くしたら、土屋はこんな声でしゃべってるのかと体験してもらえるのでは」と会場の笑いを誘った。

 土屋アンナは「やっていてハッピーになる。文字だけでは伝わらない気持ちが伝わる。暇で退屈な時間がなくなった。父なら、娘とやるのもいいのでは?」と、カカオトークをアピールし、締めくくった。

CMの一コマ
冒頭、土屋アンナがステージに呼ばれると、CMに登場しているレモンが1人で登場し会場を驚かせた
土屋アンナは「部屋の中は黒とかスカルとか思われてますが、ヒラヒラです」と意外な一面も語っていた

(太田 亮三)