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下り最大112.5Mbps対応、コンパクトなルーター「HW-02E」

下り最大112.5Mbps対応、コンパクトなルーター「HW-02E」

 ファーウェイ製の「HW-02E」は、コンパクトなボディサイズのXi(LTE)対応モバイルWi-Fiルーター。3月中旬発売予定。端末価格は、月々サポートや店頭の割引施策などを含めた実質価格で1万円台前半になる見込み。

 同時発表のファーウェイ製スマートフォン「Ascend D2」と同じく、ドコモとして、初めてLTEカテゴリー4に対応した機種となり、一部サービスエリアで下り最大112.5Mbpsで通信できる。Xiの上り通信速度は最大37.5Mbps。なお、3G通信時の最大速度は下り14Mbps、上り5.7Mbps。

 Wi-Fiは、WAN側・LAN側ともにIEEE802.11b/g/n対応で、同時接続台数は最大10台まで。docomo Wi-Fiなど公衆無線LANサービスに接続することもできる。また、USBテザリングにも対応し、「HW-02E」内のバッテリーを消費せずに通信できる。海外ローミングでは、現地の3G/GSMネットワークで通信できる。

 電源オフの状態から約5秒で起動する機能も用意される。これまでのXi対応モバイルルーターでは、同様の操作で約10秒以上かかっていた。今回は、コンパクトなボディサイズになって携帯性を向上させる一方で、小型化によりバッテリーサイズに制約があることから、利用しないときは電源オフにし、利用するときにはスピーディに復帰する、という使い勝手を実現した。

 本体には小型ディスプレイを搭載しており、通常はエリア状態やバッテリーの残量などが表示される。この際、実際の積算通信量をリアルタイムで表示できるので、例えば動画サイト視聴時にどの程度パケットを消費しているのかが簡単に把握可能。目安として表示する通信量上限値(Xiにおける7GBなど)も任意に指定できる。

 本体側面のWPSボタンの押し方に応じて、画面表示切替や一部の操作が可能。2回連続で押すと、SSIDやパスワード、IPアドレスなどを確認できる。長押し2秒で公衆無線LAN接続のオン/オフ、さらに10秒以上の長押しでWPS設定の開始となる。その他の操作・設定は基本的にWebブラウザからアクセスする管理画面で行う。今回、スマートフォン専用の管理画面も用意された。

 連続待受時間はLTEで約260時間、3Gで約440時間、GSMで約480時間。連続通信時間はLTEで約5時間、3Gで約5時間、GSMで約4.5時間。なお、バッテリーは取り外し可能。

 大きさは90×56×13.9mm、重さは約103g。Blue、White、Chocolateの3種類のカラーバリエーションを用意する。

関口 聖

森田 秀一