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ドコモの映像サービスをテレビでも、スティック端末「dstick」

 「SmartTV dstick 01」(ディースティック)は、テレビのHDMI端子に取り付けてドコモの映像配信サービスを受けられるネオス製のモジュール型端末。Androidスマートフォンでリモコンアプリを通じて画面操作し、Wi-Fi経由で「dstick」が映像コンテンツを受信してテレビに映し出す仕組み。発売は3月以降、価格は8925円を予定している。

 利用できるサービスは、従来のドコモのdマーケット上で展開している映像・楽曲配信サービスで、月額525円の「dビデオ(旧称VIDEOストア powered by BeeTV)」、月額420円の「dアニメストア(同アニメストア)」、月額315円の「dヒッツ(同ミュージックストア セレクション)」の3つ。すでにこれらのサービスを利用しているユーザーは、追加の月額料金なしで、計6万以上のコンテンツをテレビでも視聴できるようになる。

 端末にはパケットビデオが開発したメディアクライアント「Twonky」の技術をもとにした「SmartPlay by Twonky」も搭載している。これによりYouTubeの動画を視聴できるほか、宅内の動画・音楽・写真コンテンツなどをDLNAで再生することも可能。DTCP-IPには非対応で、テレビの録画番組など著作権保護されたコンテンツは再生できない。

 「dstick」を利用するには、HDMI端子およびUSBポートを備えたテレビと、ドコモのAndroidスマートフォンが必要。USBポートは「dstick」への給電のために必要となり、テレビにUSBポートがない場合は、スマートフォン用に提供されているACアダプタを別途利用することになる。画面操作にはスマートフォンへの専用アプリのインストールが必要で、スマートフォンの画面上でノートパソコンのタッチパッドのようにカーソル操作できるほか、キーワード検索なども可能となっている。専用アプリはドコモのAndroidスマートフォンのうち2011年春モデル以降の機種に対応。タブレットへの対応も予定している。

 スマートフォンと「dstick」はBluetoothでつながり、「dstick」はWi-Fi経由でインターネットに接続してコンテンツを受信する。Bluetoothでの接続設定は、テレビ画面に表示したQRコードをスマートフォンの専用アプリからカメラ撮影するだけで行え、「dstick」のWi-Fi設定も同じく専用アプリから簡単に完了する。

 担当者によると、現在のところは、すでにスマートフォンで「dビデオ」などを利用しているユーザーへのサービス拡大という意味合いが強いとのことだが、Wi-Fi経由で「dstick」のソフトウェア更新も可能であることから、新サービスや新機能の提供も視野に入れて随時内容の拡充を図っていく計画だ。会員管理についてはスマートフォンのdマーケットと「dstick」とで同一のものを使用するため、たとえばスマートフォンで途中まで動画再生した後、テレビでその続きから視聴できるようにするといった連携機能も期待される。

 「dstick」の大きさは約27×83×11.7mm、重さは約23g。CPUはARM Cortex A5 800MHzで、512MBのRAMと4GBのストレージを備えている。Wi-Fi(IEEE802.11b/g/n)、Bluetooth 2.1+EDR対応で、3G/LTEの通信機能は備えない。ボディカラーはブラックのみ。ドコモオンラインショップで販売されるが、「dstick」が7万名に当たるキャンペーンも2月1日から5月31日まで実施される。

(関口 聖/日沼諭史)