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富士通、ハイスペックな「ARROWS Tab」にWi-Fi版

富士通、ハイスペックな「ARROWS Tab」にWi-Fi版

 富士通は、Android 4.0を搭載した10.1インチディスプレイのタブレット「ARROWS Tab Wi-Fi FAR70B」を2月15日に発売する。通信機能は3G/LTE非対応の、Wi-Fi専用版となる。価格はオープン価格。販売予想価格は7万円強で、同社直販サイトでは7万4800円(クーポン適用で6万8816円)となっている。

「ARROWS Tab Wi-Fi FAR70B」

 今回富士通から発売される「ARROWS Tab Wi-Fi FAR70B」は、NTTドコモから2012年12月8日に発売された「ARROWS Tab F-05E」のWi-Fi版。3G/LTE非対応という通信機能の差や、NOTTV非対応、ドコモ製のプリインストールアプリが無い点などが異なるが、端末スペックは同一となっている。

 ディスプレイは10.1インチ、1920×1200ドットで、フルHDコンテンツの表示が可能。CPUは最大1.7GHz駆動でクアッドコアのNVIDIA製「Tegra 3」を搭載。バッテリー容量は約10080mAhで、パッケージに同梱の卓上ホルダーとACアダプターを利用すれば、4Aの超急速充電が可能。超急速充電では30分で1770mAhの容量を充電できる。IPX5/8の防水、IP5Xの防塵性能を備える。メモリは2GBで、ストレージ容量は32GB。

 家族で利用する際に便利な「スタイル切替」機能を搭載し、文字入力機能も子供向けやシニア向けを用意。「ヒューマンセントリックエンジン」により年齢に合わせて色味も補正される。フロントスピーカーで立体的な音響が楽しめる「Dolby Digital Plus」を搭載。スイッチ付きスマート指紋センサーでプライバシーやセキュリティ対策を高めた利用も可能になっている。電子辞書30冊がプリインストールされる「富士通モバイル統合辞書+」やゲームも用意されている。

 メインカメラは810万画素、インカメラは130万画素。microUSB端子はMHLに対応しHDMI出力が可能。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n(2.4/5GHz)で、Wi-Fi Directがサポートされている。ワンセグを利用でき、DLNAはDTCP-IPに対応。Bluetooth 4.0が搭載され、対応プロファイルはHSP、DUN、OPP、SPP、HID、A2DP、AVRCP、PBAP、HDP、PASP、ANP、TIP、PXP、FMPとなっている。GPS、加速度センサー、地磁気センサー、照度センサーを兼ねるRGBセンサーを装備する。

 バッテリーによる駆動時間はスタンバイ時で約2100時間。連続音楽再生時間は約75時間、連続動画再生時間は約14時間。卓上ホルダー利用時の充電時間は約5時間。

 大きさは約259×169×9.9mmで、重さは約589g。カラーはWhiteのみ。

太田 亮三