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12月の携帯・PHS国内出荷数は296万台、スマホが6割を占める

12月の携帯・PHS国内出荷数は296万台、スマホが6割を占める

 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、国内メーカーを対象にした、2012年12月の携帯電話・PHSの国内出荷台数を発表した。

 2012年12月の携帯電話・PHSの出荷台数は296万3000台で、前年同月比92.7%、8カ月連続のマイナスとなった。スマートフォンのみに絞ると、出荷台数は184万9000台で、前年同月比108.5%、6カ月連続でプラス成長と、順調に出荷台数を伸ばしている。出荷数全体に占めるスマートフォンの割合は62.4%で、再び6割を超えている。

 スマートフォンを含む携帯電話の出荷台数は282万6000台、PHSは13万7000台となっている。

 2012年の1~12月を通した実績も発表されている。国内の携帯電話・PHSの出荷台数は2796万8000台で、前年比94.2%、2年連続のマイナスとなった。このうちスマートフォンは1574万9000台で、前年比144.2%、スマートフォンが占める割合は56.3%と拡大したが、スマートフォンは海外メーカーの端末が支持されたことも影響し、国内メーカーの出荷台数全体を押し上げるまでには至らなかった。

太田 亮三