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USJ、パーク内専用のプリペイド型電子マネーを導入

USJ、パーク内専用のプリペイド型電子マネーを導入

スマートフォン公式アプリ画面

 NECは25日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)にプリペイド型電子マネーソリューションを提供したと発表した。USJはパーク内専用の電子マネー「ワンダー・マネー」サービスを3月31日より開始する。スマートフォンを利用した、プリペイド型パーク内専用電子マネーの導入は世界でも先進例とのこと。

 ワンダー・マネーは、USJスマートフォン公式アプリの新メニューを利用して、パーク内の買い物ができるプリペイド型電子マネー。電子マネーの決済データや取引情報を管理する「電子マネーサーバー」、利用者が電子マネーをチャージ・利用する「モバイルウォレット」、販売員が電子決済時に利用する「電子マネー端末」で構成される。

 来場者が電子マネーを利用する際は、スマートフォン公式アプリに組み込まれた「モバイルウォレット」を利用して電子マネーをチャージ。その後、スマートフォンの画面に表示されたバーコードを、販売員が「電子マネー端末」に接続したバーコードリーダでスキャンし、商品金額を入力すれば支払い処理が完了する。

サービス概要

 USJは、これによりレジカウンターの混雑緩和を図り、来場者の利便性や快適さを高め、満足度を向上させる狙い。

 ゲストの期待を上回る「感動とサービス」を提供することで、エンターテイメント&レジャー業界におけるアジアのリーディングカンパニーを目指すUSJ。今回のサービス導入はこの一環となる。今後は、スマートフォン1台でパーク内のあらゆることが楽しめる環境を整備する計画で、現在の電子マネー端末に非接触ICリーダを接続することで「非接触通信(NFC)」による電子決済の高度化を進めていく。さらにサービスを提供するインフラとしても、モバイルPOS(LiftTouch Lビジネス向けモデルを利用)も導入予定という。

川島 弘之