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BIGLOBE、LTE対応で050通話アプリ搭載の「ほぼスマホ」

MEDIAS NE-202

 NECビッグローブは、Android端末とXiのLTE通信、050番号が使えるIP電話アプリをセットで提供するサービス「ほぼスマホ」(MEDIAS for BIGLOBE)の提供を開始する。

端末

 端末は、NECカシオ製の「MEDIAS NE-202」。NTTドコモの「N-07D」をベースとしたモデルで、基本的な仕様は同じ。ドコモのオリジナルサービスなどはプリセットされない。

 Android 4.0に対応し、約4.3インチ、720×1280ドットの液晶ディスプレイを備える。810万画素と130万画素のカメラを装備する。CPUはクアルコム製の「MSM8960」(1.5GHzデュアルコア)で、ROM(ストレージ)8GB、RAM(メモリ)1GBとなる。防水/防塵。

 LTEは下り最大75Mbpsに対応。最大10台のWi-Fiテザリングをサポートする。ワンセグやBluetooth、赤外線通信(IrSimple/IrSS非対応)などをサポートする。なお、GPSに対応するが、基地局ネットワークを補助的に使うA-GPSには対応しない。バッテリー容量は1800mAh。急速充電機能に対応する。大きさは約130×67×7.8mmで、重さは約119g。

利用料など

 なお、購入はBIGLOBEの直販サイトおよび電話のみで受け付ける。

 「ほぼスマホ」の利用料は、データ通信量などによって複数のプランが用意されている。月間1GBが使える「ライトSプラン」は月額2980円。BIGLOBE接続会員の場合は210円引き。ユニバーサルサービス料金として、毎月3.15円かかる。

 なお、サービス開始月の利用料は0円で、翌月〜25カ月に渡り月額2980円が適用される。26カ月以降は月額1980円となる。月額利用料は6月末までに申し込んだ場合で、7月からは970円が加算され月額3950円。このほか、月間2GBまで利用できる「ライトMプラン」は月額3980円も用意される。

 また、1契約でSIMカードが3枚使え、月間7GBまで利用できる「デイタイムプラン」と「スタンダードプラン」も利用可能。「デイタイムプラン」は2時〜20時に利用が制限されて月額4980円。もっとも制限のない「スタンダードプラン」は月額5980円。

 複数枚のSIMカードが利用できるプランは、3枚の合計通信量が月間7GBとなる。いずれのプランについても月間通信量を超えると、通信速度は128kbpsに制限される。さらに、「ライトSプラン」「ライトMプラン」では、直近72時間の通信量が360MBを超えた場合に制限対象となり、「デイタイムプラン」「スタンダードプラン」は1GBを超えると制限される場合がある。

 契約は2年間を前提としたもので、中途解約の場合はその分別途解除料などがかかるので注意されたい。契約には手数料として別途3150円かかる。いずれの契約でもファイル交換アプリなどは利用できない。SIMカードは標準サイズ、microSIMサイズが選べる。iPhone 5などのnanoSIMについては今回にも投入される見込み。

 なお、ユニバーサルサービス料金として、電話番号あたり毎月3.15円かかる。3枚のSIMカードを利用した場合、「毎月3.15×3」と計算される。それぞれで「BIGLOBEフォン・モバイル」050電話番号を利用する場合は、「毎月3.15×6」と計算される。

BIGLOBEフォン・モバイル

 「ほぼスマホ」では、回線交換式の一般的な音声通話は行えない。ただし、IP電話を利用でき、通話用アプリ「BIGLOBEフォン・モバイル」がプリセットされる。

 このアプリでは、050で始まるIP電話の電話番号が持てる。「ほぼスマホ」の利用者は最大12カ月間、月額利用料は無料。アプリ同士の通話無料となり、Androidアプリとして、広く公開される予定。夏にはiPhone版も登場する予定だ。アプリ単体で利用する場合は月額315円〜。

 通話料金は固定電話宛が3分間で8.4円。携帯電話宛は1分あたり16.695円かかる。なお、詳細は別記事を参考されたい

プレゼンテーション

 発表会には、NECビッグローブの代表取締役 執行役員社長の古関義幸氏が登壇した。古関氏は、スマートフォンやタブレットが普及拡大し、さまざまな機器がWi-Fiで接続できるようになってきた現状を説明。こうした中で気になるのは通信料金であるとし、家族の中で父親の小遣いが減っており、その分が通信料金に充てられているとした。

NECビッグローブ古関氏(右)

 NECビッグローブは2012年6月、「ほぼスマホ」の名称で、データ通信のみが行えるスマートフォンを発表した。3G回線に対応したもので、初期状態で通話ができなかったが、用意した1万台は完売したという。

 新しい「ほぼスマホ」は、LTEに対応し、050番号のIP電話がプリセットされた状態で提供される。通常の音声通話はできないため、関連する緊急地震速報やSMS、緊急通報も非対応となる一方で、アプリを利用するユーザー同士の通話料は無料。このアプリは、月額315円でAndroidアプリとして公開され、夏にはiPhone版も登場する。古関氏は、すでにBIGLOBE接続会員(月額210円)の場合、月額2770円から利用できるとアピールしていた。

 また、古関氏は、NECビッグローブが固定通信のインターネット接続プロバイダーであるとし、自宅では宅内のWi-Fi回線の利用を想定していた。宅内のルーターと接続しやすいように、「ほぼスマホ」には簡単接続機能「らくらく無線スタート」もプリセットされている。

 このほか、有料サービスとして、月額499円の電話サポートサービスを拡充し、スマートフォンやタブレットのサポートも強化する。さらに、マカフィーのセキュリティサービスも月額399円で提供。パソコンとスマートフォンを合わせ、最大3台までサポートする。このセキュリティ機能には、未成年向けのフィルタリングサービスなども含まれる。

 NECビッグローブでは、新たな「ほぼスマホ」について、初回1万台を用意する計画だ。

タッチ&トライ

 発表会では、端末のタッチ&トライコーナーも用意された。「MEDIAS NE-202」は、「N-07D」をベースとしているため、「N-07D」対応のスマートフォンケースが利用可能で、会場でも展示されていた。

 また説明員によると、海外でのデータ通信ローミングについては、サポート外としており、「使えるかどうか不明」という。ドコモが提携する海外ローミング事業者で仮に利用できた場合、ドコモ側の海外ローミング料金がかかるという。

(津田 啓夢)