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子どもネット研がスマホのアプリ評価で提言、保護者向け教材も

子どもネット研がスマホのアプリ評価で提言、保護者向け教材も

 専門家による会議「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」(子どもネット研)は、第四期の調査研究課題の報告書を公開した。「アプリの第三者レイティングのあり方」などについて報告されているほか、保護者向け教育啓発モデル教材の改訂版の提供も開始された。

 子どもネット研では、今回の調査研究において「アプリの第三者レイティングのあり方」のほか、「教育啓発の評価指標のあり方」「地域密着型教育啓発事業」の3つのテーマで調査研究を実施。レイティングについては、アプリ管理機能の周知を求めた上で、アプリ開発者による自己評価に頼らない管理の仕組みが必要とする提言をまとめた。

 教育啓発における評価指標については、受講者の行動意図の変化を研修会後に測定するなどの取り組みを提案しているほか、地域密着型の取り組みは、神奈川県横浜市、東京都渋谷区での取り組みや知見がまとめられた。

 また、モデル教材の「保護者のためのインターネットセーフティガイド~スマートフォンの安全利用と家庭教育のヒント~」は、今期の教育啓発事業の成果を反映し、スマートフォンやアプリの利用について解説が追加されている。

 いずれも詳細はWebサイトで公開されている。

太田 亮三