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「radiko.jp」がリニューアル、ユーザーの利用傾向も

「radiko.jp」がリニューアル、ユーザーの利用傾向も

 radikoは、ラジオ局の番組をインターネット経由で聴取できるサイマル配信サービス「radiko.jp」をリニューアルすると発表した。パソコン向けサービスは4月1日より、スマートフォン向けアプリは4月8日より刷新される。あわせて同社では、ユーザーの利用傾向に関する調査データも明らかにしている。

新機能

 新機能の1つ「番組検索機能」は、人名などのキーワードから好みの番組を見つけられる機能となる。また「オンエア曲購入機能」は番組で放送された楽曲をすぐ購入できる機能。

 そして「コンテンツクリップ」はスマートフォンアプリだけで利用できる機能。番組で流れた楽曲や、好みの番組を記録(クリップ)し、お気に入り曲の一覧を作成できる。番組を登録しておくと、放送前にスマホ上でアプリが通知してくれる。

 radikoでは今回のリニューアル以降も、継続してユーザーインターフェイスの改良を続けていく方針。

スマホ/タブレットでの利用は6割

 radikoでは、定期的にユーザーに対するアンケート調査を実施している。今回のリニューアルの案内にあわせて、2012年12月に実施された調査結果を含む、radikoユーザーの利用傾向も参考資料として案内されている。

 6回目となった12月の調査(回答数:2万1106件)では、スマートフォン/タブレットだけを利用するユーザーの割合が44%となり、パソコンだけを利用するユーザーの割合(40%)を初めて上回った。

 パソコンとスマホ/タブレットを併用するユーザーは16%で、スマホ/タブレットでの利用率は60%に達している。

 なお、ユーザーの平均年齢は41歳で、男性が70.5%、女性が29.5%だが、10代ユーザー(全体の6.4%)では、スマホ/タブレットだけでradikoを利用するユーザーが男性10代で56%、女性10代で59%と、高い割合を示した。

 このほか同調査では、聴取予約通知機能の利用の割合、聴取の仕方などが明らかにされている。

関口 聖