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ドコモゼミWebアプリラボ、HTML5ベースアプリを開発できるAPI

 NTTドコモは、HTML5を利用した教育・学習アプリの開発を支援する「ドコモゼミWebアプリラボ」で、一部のAPIを4月15日より無償で提供する。

 ドコモでは、起業支援プログラム「ドコモ・イノベーションビレッジ」を2月より展開している。その一環として、ドコモの教育関連アプリ提供サービス「ドコモゼミ」のコンテンツをHTML5化する「ドコモゼミWebアプリラボ」を立ち上げ、3月26日には開発者向けの説明会が開催された。

ドコモゼミWebアプリラボのWebサイト

 今回提供されるAPIは、「ドコモゼミWebアプリラボ」に参加する開発者向けに提供されるもの。参加する開発者は、同ラボのアプリコンテストへ応募でき、今回、APIが開示されたことで、各種機能を活用するWebアプリを開発できるようになる。開示されたAPIは、画像から文字を認識できる「文字認識API」と、質問すると回答候補が得られる「知識Q&A API」の2つ。さらに今後は「翻訳API」の提供も予定されている。このほか、「ドコモゼミ」で提供する画像や動画といった素材も無料で利用でき、ドコモゼミのアプリをHTML化したWebアプリもサンプルとして提供される。

 当面は、コンテストに向けたアプリ開発用のAPIという形になるが、優れたアプリのアイデアが出てくれば、商用での提供も検討される見込み。また、こうしたAPIを利用したHTML5利用のアプリが開発されれば、iOSやTizenなど、Android以外のモバイルプラットフォームでも利用しやすくなる。コンテストの開催期間は7月24日まで。「家族で楽しみながら学べるWebアプリ」というテーマが掲げられている。

関口 聖