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ソフトバンク、シニア向けスマホ「シンプルスマホ 204SH」開発

 ソフトバンクモバイルは、シニア向けのスマートフォン「シンプルスマホ 204SH」を開発したと発表した。開発・製造はシャープで、5月上旬以降に発売される予定。同時に、シンプルスマホ用とした月額2980円のパケット定額サービスも提供する。4月26日からは事前の予約受付を開始し、発売日の前日までに予約したユーザーには「お父さんトートバッグ」がもれなくプレゼントされる。

「シンプルスマホ 204SH」 シルバー

 今回開発された「シンプルスマホ 204SH」は、タッチパネルで操作するスマートフォンのスタイルを基本としたシニア向けの端末。前面には通話、ホーム、メールの3つのハードキーを搭載し、状況に応じてキーが光るようになっている。

 操作面では、大きな文字や表示を基本とし、ブラウザなど一部の場面では虫眼鏡ボタンをタップすることで、自由に場所を選んで拡大表示が可能。「かんたん押し感タッチ」として、タッチしている場所を丸くポイント表示し分かりやすくしたり、バイブレーションと連動したりし、タッチ操作を判別しやすくしている。

 また、「スマート音声操作」として、電話の発信やアラームの設定などさまざまな操作を声で行える。不在着信などを音声で読み上げる機能も搭載する。「トリプルくっきりトーク」が搭載され、周囲がうるさい環境でも騒音を低減したり聴きやすくしたりする。

 メニューは「シンプルラインホーム」と呼ぶユーザーインターフェイスを搭載。ホーム画面は縦スクロールのみで完結するデザインで、主要な6つの機能のアイコンが最初の画面として表示され、下にスクロールしていくと詳細な機能がカテゴリーごとに表示される。

 OSにはAndroid4.0を搭載するが、Google Playには非対応で、Webサイトからアプリをダウンロードして利用することはできない。

 対応する機能は、ワンセグ、赤外線通信、Bluetooth、S!メール(MMS)、Wi-Fi、世界対応ケータイ、3Gハイスピード(下り最大14Mbps)、GPS、デコレメール、スマートセキュリティ、緊急速報メール、プラチナバンドなど。

 ディスプレイは4インチ、800×480ドットのTFT液晶。メインカメラは490万画素、インカメラは30万画素。最大32GBまでのmicroSDHCカードをサポートし、2GBのmicroSDカードが同梱される。ストレージは4GB、メモリは1GB。

 通信方式はW-CDMA(900MHz/1.5GHz/2.1GHz)で、海外もW-CDMA。Wi-FiはIEEE802.11b/g/n(2.4GHz)、BluetoothはVer.3.0。

 連続待受時間は約580時間で、連続通話時間は約650分。大きさは約64×128×12mmで、重さは約130g。ボディカラーはシルバー、ピンク、ネイビーの3色。

「パケットし放題フラット for シンプルスマホ」

 同端末向けに新たに用意されるパケット定額サービス「パケットし放題フラット for シンプルスマホ」の利用料は月額2980円。毎月のデータ通信量が500MBを超えた場合は請求月末までの通信速度が送受信ともに最大128kbpsに制限される。2GBにつき2625円を支払うと制限を解除できる。

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太田 亮三