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5インチ・フルHD画面で地デジ対応の「AQUOS PHONE Xx 206SH」

「AQUOS PHONE Xx 206SH」

 「AQUOS PHONE Xx 206SH」は、5インチでフルHD解像度のディスプレイを搭載し、地上デジタル放送(フルセグ)の受信にも対応したシャープ製のAndroidスマートフォン。発売は6月下旬以降。月月割の価格などは未決定とのことだが、実質価格は3万円前後になるものと予想される。

 「AQUOS PHONE Xx 206SH」は、大画面や画質、大容量バッテリーなどさまざまな機能の強化を図ったハイスペックモデル。5インチ、1920×1080ドットの「S-CG Silicon液晶」は約440ppiと高密度で、映像エンジンと組み合わせて高画質な画面を実現する。映像エンジンはセンサーで取得した周囲の環境に合わせて最適な画質モードを選択でき、自動調整を行う「ユースフィットモード」のほか、「リラックスモード」や「ナチュラルカラーモード」「ダイナミックモード」などが用意されている。

 フルセグと呼ばれる、フルHD解像度で放送される地上デジタル放送の受信や録画に対応し、ワンセグと切り替えて利用できる。切り替えはメニューから手動で行えるほか、電波の受信状況に応じて、フルセグとワンセグを自動で選択する仕組みも用意する。地デジコンテンツ保護は新方式(ソフトウェア制御)で対応する。フルセグの映像は録画にも対応。ワンタッチで録画でき、録画時間を指定できるほか、番組表からの録画予定にも対応する予定だ(なお、会場に展示されていた試作機では、番組表アプリが起動できなかった)。

 パッケージ同梱の卓上ホルダーには、室内のテレビアンテナのケーブルを接続できる端子が搭載されるほか、音量を大きくするポート(空洞)を搭載。端末本体背面のスピーカーから出る音が空洞を通して前面に向かうほか、反響で音が大きくなる効果もある。なお、屋内ではフルセグを十分な感度で受信できないケースも増えることが予想されるが、この端末にはアンテナケーブルをmicroUSBに変換するケーブルが同梱される。これを利用し、室内にあるアンテナに接続することで、受信環境を向上させることが可能だ。

 カメラは1310万画素で、F値はf1.9と明るいレンズを搭載。シャッター速度を従来よりも高速にできることで、暗い場面や被写体ブレにも強いとする。インカメラは207万画素。デジタルズーム用のノイズリダクションや、静止画のHDR撮影機能、約0.4秒のカメラ高速起動、声でシャッターが切れる機能、高精度なシーン検出エンジンなどを搭載している。カメラモジュールはシャープ製で、裏面照射型CMOSとなる。

 音楽関連機能も充実し、バーチャル5.1chサラウンドを実現する「Dolby Mobile v3」をサポートすることで、ステレオイヤホン接続時にサラウンド再生を楽しめる。オーディオLSIはWolfson製の次世代音声処理LSIが搭載され、高音質と低消費電力を実現。apt-Xもサポートされる。

 春モデルの「AQUOS PHONE Xx 203SH」は液晶に「IGZO」を採用し、省電力性の高さを売りにしていたが、こちらの機種は「S-CG Silicon液晶」で5インチ、フルHDのサイズや解像度が特徴となり、両者には住み分けが図られている。また、カメラも、光学手ぶれ補正に対応していた203SHに対し、206SHは電子式のみとなり、ハードウェアでの差別化が行われている。ディスプレイの方式は異なるが、バッテリーが203SHより増えていることもあり、「実使用は丸2日間可能」(説明員)。“実使用”の定義はメーカーにゆだねられており、206SHでは、起床後や、通勤時間、昼休み、就寝前などにメールやアプリを利用するケースを想定して算出されたという。インカメラは207万画素で、こちらも裏面照射型CMOSセンサーとなる。

 ユーザーインターフェイス(UI)はシャープが手がける「FEEL UX」を進化。さまざまに制御した振動と音でタッチ操作の感触をフィードバックするほか、プリセットされる着信音、効果音も有名サウンドクリエイターによる音源を搭載する。

 画面が消灯したスリープの状態では、電源ボタンを押す代わりに画面を1回なぞるとスリープから復帰する機能を搭載。これは、大型の画面を搭載したことで上部の電源ボタンに指が届きづらくなる状況に対応したためで、画面消灯時にもタッチパネルのセンサーをオンにしておくことで実現。電力の消費が激しくならないよう、「読み取りの間隔は長くしている」という。また、設定すれば、本体を2回振って画面を消灯させることもできる。トントンと本体を叩いたあと、音声でロックを解除する機能も継承するが、こちらはデフォルトではオフになっている。

 UIではこのほか、テレビアプリなどの画面を別ウィンドウ(小画面)で表示する「アナザービュー」機能も用意されている。 ミニアプリには、テレビや内蔵の動画、マップ、アルバム、スケジューラー、メーラー、SNSなどが用意されている。ホーム画面はシャープ独自のもので、ホームとアプリ一覧の切り替えを廃した「3ラインホーム」に加え、一般的なAndroid端末のUIにカスタマイズを加えた「SHホーム」も内蔵される。

 搭載OSはAndroid 4.2。チップセットはクアルコムのSnapdragon APQ8064Tで、CPUはクアッドコア、1.7GHzで駆動する。メモリ(RAM)は2GBで、ストレージ(ROM)は32GB。Wi-Fi(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0に対応。microUSB端子はMHLでHDMI出力に対応する。赤外線通信、おサイフケータイおよびNFCが利用可能。防水仕様だが、イヤホンジャックやmicroUSB端子はキャップレスとなっている。防水性能はIPX5および7相当。

 通信機能は下り最大76Mbpsの「Softbank 4G」(AXGP)のほか、3G、GSMをサポート。電池容量は3080mAh。最大64GBのmicroSDXCカードに対応する。連続待受時間および大きさ、重さは未定。ボディカラーはラスターホワイト、ブルー、ブラックの3色。

(太田 亮三/石野 純也)