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日本仕様も取り入れたフラッグシップ「GALAXY S4 SC-04E」

 サムスン製「GALAXY S4 SC-04E」は、Android 4.2.2搭載のスマートフォン。グローバルで発表された「GALAXY S4」をベースに、主にハードウェア面で日本向けの仕様を取り入れた機種に仕上げられている。

 3色のボディカラーのうち、グローバルで発売済みのBlack MistとWhite Frostは5月23日発売予定で、5月16日から予約受け付けが開始される。残るBlue Arcticは6月中旬発売予定。

GALAXY S4(Black Mist)

 今夏のドコモのスマートフォンの中では、ソニーの「Xperia A SO-04E」とともに「ツートップ」としてアピールされていて、「はじめてスマホ割」や「ありがとう10年スマホ割」といった割引が適用される。それぞれの割引を適用することで、実質負担額は1万円ずつ割り引かれる形式で、両方の割引が適用されれば実質負担額は1万円台半ば、両方の割引が適用されなければ、実質負担額は3万円台半ばとなる見込み。

White Frost

 主な特徴は、5インチのフルHD有機ELディスプレイや、ユニークな機能を揃えた1320万画素カメラを搭載したこと、加えて、容量2600mAhのバッテリーを搭載しながら薄さ7.9mmを実現した点など。前モデルにあたる「GALAXY S III α SC-03E」に比べると、画面サイズが大きくなった一方で、横幅も厚みも小さくなっている。

 日本ならではの要素として、ワンセグに加えて、GALAXYシリーズのスマートフォンとして初めてNOTTVに対応した。またFeliCaに対応しおサイフケータイとして利用できる。NFCも搭載するが、NFCによる決済は非対応で、リーダーライターモードとP2Pモードのみ利用できる。赤外線通信はリモコン機能のみサポートされ、電話帳などのデータ通信には使えない。また防水も非対応となる。

 GALAXY S4はグローバルにおいて、CPUが1.9GHz×4のクアッドコアか、1.6GHz×4+1.2GHz×4のオクタコア(8コア)の2種類のスペックで発表されているが、ドコモ版では1.9GHz駆動のクアッドコア(クアルコム製「APQ8064T」)が採用されている。

 これはベースバンドチップとしての品質の安定性などから、ドコモ版ではクアルコム製チップが選定されたという。クアルコムのAPQ8064は、今夏の国内市場向けスマートフォンの多くが採用しているが、多くの場合は1.7GHz以下にクロックダウンして搭載しており、1.9GHzで搭載しているのは、現在発表されている中ではGALAXY S4が唯一となる。このほかストレージ(ROM)は32GB、メモリ(RAM)は2GBとなっている。

Blue Arctic

強化されたジェスチャーUI

 ホームキーやバックキー、メニューキーはハードウェアとして搭載するため、画面上にソフトキーが表示されず、より広く画面を使えるようになっている。従来のGALAXYシリーズ同様、バックキーとメニューキーはタッチセンサを使っているが、ホームキーはメカニカルキーで、ホームキーを押すことで、画面消灯状態を解除することもできる。キーの並びも従来のGALAXYシリーズと同じで、左がメニューキー、右がバックキーとなる。

 ホーム画面としては、ドコモ共通の「docomo Palette UI」に加え、サムスン独自の「TouchWiz標準モード」と「TouchWizかんたんモード」を搭載する。設定メニュー内から変更できるほか、初回起動時の初期設定ウィザード内でいずれかを選ぶ形式となる。サムスン独自のTouchWizは、Androidではオーソドックスな構造のホーム画面で、わかりやすさと操作レスポンスが良好なのが特徴。

 かんたんモードではアイコンが大きく表示されるだけでなく、ホーム画面が3ページに限定され、通話専用のホーム画面が用意されるなど、ケータイを扱い慣れていない人にも使いやすいようにデザインされている。

 操作面では、タッチをしないで操作を行なう、ジェスチャー系の機能が充実した。画面からから1cm程度まで指を近づけると、画面上にポインタが表示され、ポインタでサムネイルから内容表示ができるなどの「Sプレビュー」、本体の上に手をかざすことで画面消灯状態から新着通知を確認したりできる機能、フロントカメラで撮影したユーザーの目や顔の向きを検知し、画面消灯を抑制したり、動画の再生を一時停止するなどの機能を搭載している。

 このほか予定表アプリ「Sプランナー」や音声コマンド機能「Sボイス」、健康管理機能「S Health」など、サムスン独自のアプリを多数搭載していて、サムスン独自のアプリ・コンテンツマーケットも利用できる。電話や電話帳については、ドコモ標準のものとサムスン独自のものの2種類を搭載している。

フロント、リアで同時撮影する「デュアルカメラ」

 メインとなるリアカメラには、1320万画素の裏面照射CMOSを搭載しており、いくつかユニークな撮影モードが用意されている。1つは「デュアルカメラ」で、フロントカメラとリアカメラを使って同時に撮影するというもの。フロントカメラでは撮影者自身を撮ることになるが、リアカメラで捉えた被写体と風景の一角に窓枠が表示され、その窓枠の中に撮影者の姿が入り込む形となる。

 また「サウンド&ショット」では、写真を撮るときに音声も同時に記録することができる。「消しゴムモード」では、連写した数枚の写真から動いている人を検出し、その動いている人を消して、背景だけが写った1枚の写真に合成することができる。

 写真関連の機能では、撮影済みの写真について、撮影場所や時間などからアルバムを自動生成する機能も搭載している。

主な対応機能、サービス

 NOTTV、おサイフケータイ、NFC(NFC決済は非対応)、ワンセグ、赤外線通信(リモコンのみ)、IEEE802.11a/b/g/n/ac(ドラフト版)、Bluetooth 4.0、DLNA(DTCP-IP非対応)が利用できる。防水やフルセグ、おくだけ充電は非対応となる。グローバル版のGALAXY S4では、Qiに対応するオプションも用意されているが、仕様の違いから、ドコモ版GALAXY S4では利用できない。

 大きさは約137×70×7.9mm、重さは約132g。ボディカラーはBlack Mist、White Frost、Blue Arcticの3色。このうちBlue Arcticは6月中旬発売予定。

 背面カバーは取り外し可能で、バッテリーの取り外し・交換が可能。背面カバーごと取り替えるフリップカバーが純正オプションとして用意される予定だが、価格や販売方法などは決まっていないという。純正の小窓付きのフリップカバーは、カバーを閉じたことをGALAXY S4が認識し、自動的に画面表示を消灯するとともに、小窓だけに通知情報を表示するといった機能もある。このほか発表会の展示では、エレコム製のジャケットカバーも展示されていたが、そちらはドコモショップなどで取り扱う予定だという。

(関口 聖/白根 雅彦)