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使いやすさを追求、4.6インチディスプレイの「Xperia A SO-04E」

 ソニーモバイル製「Xperia A(エクスペリア エース) SO-04E」は、Android 4.1搭載のスマートフォン。ソニーモバイルの製品としては、「Xperia acro HD」や「Xperia AX」の後継に位置付けられる。5月17日発売予定。前日の16日から予約を受け付ける。

 価格は「はじめてスマホ割」「ありがとう10年スマホ割」の双方を適用させた場合で、実質5000円程度になる見込み。どちらかの割引1つの適用時は1万円台なかば、双方とも未適用の場合は2万円台の予定。

使いやすさの向上はかる

 「Xperia A」では、ハードウェア面での高いスペックを実現しつつ、使いやすさの向上を図っているのが特徴。これは、スマートフォンを買い替えるユーザー、あるいはフィーチャーフォンから乗り換えるユーザーを主なターゲット層にするためという。ソフトウェアは今春モデルの「Xperia Z」を踏襲する一方、ハードウェアでは使いやすさに配慮した設計が随所に取り入れられている。

 なお、Xperia Aのベースとなるモデルは、5月13日付けでソニーモバイルが発表し、同社がグローバルでの販売を予定している新端末「Xperia ZR」。これをNTTドコモ向けの仕様に調整している。変更点は製品名称やユーザーインターフェイスにとどまらず、ハードウェア性能もグローバルモデルより一部強化されている。

 Xperia Aの特徴の1つは、丸みを帯びたラウンドフォルム。直線的なデザインを多用したXperia Zより厚みが増した格好となるも、手に馴染みやすい形状とした。また4.6インチディスプレイは筐体の中央に位置し、上下左右、どちらの向きで手にしても、同じような感覚で扱える。ディスプレイ下部にはイルミネーションが用意され、着信時などに光って通知する。

 側面のパーツを見ると、ボディカラーにあわせた質感、色を採用し、電源ボタンはXperia Zと同じ丸い形で、ソニーモバイルとしてのアイデンティティをアピールする。筐体を支えるフレームとして高強度のガラス繊維ナイロン樹脂が採用された。

 フレーム設計にあたっては「コアフレーム構造」を導入した。一般的なスマートフォンは、本体正面側と同背面側の構造材を貼り合わせるような形で本体外観を作り出しているのに対し、Xperia Aでは箱状の1つのフレームに液晶ディスプレイはめ込むような構造になっているという。これにより、フレーム内の体積をより多く稼げるため、電池カバー裏側の浸水防止ゴムを厚口化できるメリットが生まれた。実際、Xperia Zの防水性能はIPX5/8等級だが、これはXperia ZのIPX5/7等級を上回っている。

 ただし、Xperia Aはキャップレス防水ではなく、イヤホンやmicroUSB端子に防水キャップが設けられている。なお、充電台はパッケージに標準同梱される。このほか、防塵(IP5X)もサポートする。

 ディスプレイは約4.6インチ、1677万色表示のTFT液晶で、解像度は1280×720ドットの通常HD。Xperia Zの約5インチ(フルHD)ディスプレイと比べて、スペックが抑えられている。

 操作感の向上を図るため、スクロールする方向を予測する独自技術が搭載されている。この技術は「Xpeira Tablet Z」にも搭載されていたもので、特にWebブラウジングなど一定方向へスクロールする際、指の動きと画面の動きのタイムラグが少なくなり、意のままに操作しているような感覚を得られる。

こだわりのカメラ機能

 側面には、新たにカメラ用のキーが用意されており、カメラのクイック起動およびシャッターとして利用できる。ドコモ製スマートフォンの多くは、ロック画面からのタッチ操作で直接カメラを起動する機能がすでにある。しかし、今後より多くのフィーチャーフォンユーザーがスマートフォンへ移行することが考えられるため、より手軽にハードウェアキーでカメラを起動させられるようにしたという。クイック起動では、静止画撮影のほか、起動のみ、起動してすぐ動画撮影など、モードを切り替えられる。

 メイン(外側)のカメラセンサーは、裏面照射型の1310万画素CMOS(Exmor RS for mobile)で、モジュール部は基本的にXperia Zと同等。操作性や撮影サポート機能などソフトウェア面も、Xperia Zをほぼそのまま引き継いでいるという。

 ホワイトバランスの調整機能が盛り込まれており、手動で好みの色合いにできる。手軽な撮影を可能にする「プレミアムおまかせオート」は引き続き搭載され、動画撮影と静止画撮影ボタンが並ぶ「モードレスUI」もXperia Zに続き、採用された。

 なお、自分撮り用の内側カメラは31万画素CMOSとなっており、こちらはXperia Zよりもスペックが落ちている。

主な機能

 フィーチャーフォンでおなじみだった赤外線通信、おサイフケータイ、ワンセグなどの機能はXperia Aでも利用可能。ワンセグは伸縮式ロッドアンテナも内蔵する。Xperiaシリーズとして初めてNOTTVにも対応した。

 なお、NOTTV、ワンセグ、おサイフケータイ(Felica)機能は、グローバルモデル(Xperia ZR)には搭載されず、Xperia A独自の強化部分となっている。

 ストレージ容量はグローバルモデルが8GBであるのに対し、Xperia Aは4倍の32GBになっている。同様に、グローバルモデルの外部メモリーサポートは32GBのmicroSDHCカードまでだったが、Xperia Aでは64GBまでのmicroSDXCカードへと変更された。

 文字入力は、POBox touch 6.1。Xperia Tablet Zで搭載されていた手書き入力は、今回、Xperiaシリーズのスマートフォンとして初めて利用できる形となった。ひらがなに加え、漢字の手書き変換が可能となっている。

 バッテリーは脱着式となった。Xperia Zではバッテリー交換がサポート窓口対応だったものの、Xperia Aではユーザー自身で交換できる。容量は2300mAh。同梱の卓上ホルダを使って急速充電できる。

 CPUは1.5GHzクアッドコア(APQ8064)、メモリは2GBで、Xperia Zを踏襲する。このほか、Bluetooth 4.0、5Ghz帯対応の無線LAN(IEEE 802.11acは非対応)、NFC(Type A/B)などが利用可能。一方で、おくだけ充電、フルセグ放送、docomo シンプルUIなどは未サポート。

 本体サイズは131×67×10.5mm、重さは約141g。連続待受時間は3G時が約420時間、LTE時が約390時間、GSM時が約360時間。連続通話時間は3G時が約630分、GSM時が約570分。ボディカラーはWhite、Black、Pink、Mintの4色。

 なお、OSにはAndroid 4.1が搭載されて発売されるが、8月〜9月頃をめどにAndroid 4.2にアップデートされる予定。この関連として、NOTTVの録画機能への対応は、Android 4.2へのバージョンアップ後に行われる。

(関口 聖/森田 秀一)