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4.8インチのフルHD IGZO搭載「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」

 「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」は、シャープ製のAndroid 4.2搭載スマートフォン。低消費電力が特徴となる約4.8インチのIGZOディスプレイは、解像度がフルHDとなり、460ppiという高精細さを実現した。5月24日発売予定。価格は、割引適用後の実質負担額で4万円台前半になる見込み。

 約4.8インチのフルHDという高精細なディスプレイながら、画面上の動きがない場合は駆動しないなど、シャープならではの「IGZO」技術による省電力機能によって、「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」は充電なしで2日以上、利用できるという。

 ディスプレイの発色も強化され、「HSV色空間」に対応。色相、彩度、明度によるHSV色空間の発色制御により、肌の色や緑色がより鮮やかに表現される。また、ソフトウェア処理の最適化により、画面スクロール時の見え方も改善されている。ホームボタンやバックボタンなど、Androidの基本的な操作を行うボタンをディスプレイの外に配置し、4.8インチの画面すべてが表示領域となる。

 外観のデザインはラウンドフォルムを特徴とし、中核となるボディに継ぎ目のない新構造の設計を採用した。背面と側面が一体化した筒状の中空ユニボディで、背面パネルだけを外してバッテリーを交換することはできないが、端末背面の下部に設けられたカバーを外し、工具を使用することで(ドコモショップのスタッフが)バッテリーにアクセスできる仕様のため、電池交換の際は修理預かりではなく、ドコモショップの店頭で対応できる。

カメラ

 大きな特徴の1つである1310万画素カメラは、シャープの「新・裏面照射型CMOSセンサー」を採用。画素数こそ2012年冬モデルの「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」の1630万画素から少なくなる格好だが、F1.9という値の明るいレンズを用いており、従来よりも高速なシャッターを切れる。さらに光学手ブレ補正も対応しており、暗い場所での撮影に強いという。新開発の画像処理エンジンは写真家のノウハウも取り入れて開発されている。

 撮影時のユーザーインターフェイス(UI)は、これまでとは一新され、シャッターボタンと各設定のアイコンが表示されるだけというシンプルな形になった。設定メニューは縦スクロールで表示され、一般的なカメラの操作画面を踏襲している。声でシャッターが切れる機能も搭載されている。

 ホームUIをシャープ独自の「Feel UX」に設定している場合、カメラアイコンのタップから約0.4秒でカメラが起動。レリーズタイムラグも縮小されている。インカメラは210万画素の裏面照射型CMOS。

音楽再生

 音楽再生機能も注力されたポイントの1つで、従来はAndroid標準の音楽再生アプリが提供されていたが、今回は音楽再生アプリが新たに開発されている。また、Dolby Mobile 3に対応するほか、音質をさまざまにカスタマイズできる。

 ハードウェア面でも、Wolfson製の楽曲再生専用LSIを搭載し、低消費電力設計と高音質を実現。AACやMP3の連続再生は約75時間と、長時間再生を実現した。Bluetoothでの再生でも、対応機器で高音質な再生が可能なコーデック「apt-x」をサポート。イヤホンを装着すると楽曲再生アプリが起動する仕組みも用意されている。FMトランスミッターも利用できる。

「Feel UX」

 シャープ独自のUI「Feel UX」では、リアリティを追求した改善が行われた。ハプティクス技術が採用され、さまざまな種類のバイブレーションで操作感を演出する。

 画面スリープ解除などで頻繁に操作する電源ボタンが、大画面化に伴い押しにくくなっていることを踏まえ、画面をなぞるとスリープが解除される操作や、端末を振ると画面がスリープになる操作が可能。

 また、ディスプレイ側にあるセンサーに手をかざすと覗き見防止機能の「ベールビュー」をすぐに起動させられるほか、ディスプレイの設定で「ユースフィットモード」を選択すれば、環境光センサーで自然光、照明などを自動的に判別して画面表示を最適化する。

 このほか、画面スリープ解除後に表示される「ウェルカムシート」でもウィジェットが利用できるようになった。また、全体的にスワイプ動作などのアニメーションが変更され、背景の色や柄もカスタマイズできるようになっている。

 端末にプリセットされるサウンドは新たに、サウンドスペースコンポーザーの井出祐昭氏による音源を採用し、着信音や効果音についても同氏による音源が搭載されている。井出氏は表参道ヒルズやマイケル・ジャクソンのDVD「“This is IT”」、「愛・地球博」、新宿駅の発車ベル音など、多くの音響をプロデュースしている。

独自機能

 ドコモの夏モデルで新機能としてアピールされた「ホバー機能」は、「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」でも対応する。画面に指先が触れる手前で操作を認識するというもので、画面ロックを解除するためのスライド操作や、パターンロックの解除操作、アプリ一覧画面でのポップアップ表示を、画面に触れずに行える。これらは、指先が濡れている場合でも問題なく操作できる機能としてアピールされているほか、パターンロック解除画面では、指紋の軌跡で解除パターンを推測できてしまう問題を解決できるとしている。このほか、ブラウザ利用中はホバー機能により画面をズームすることも可能。

 ホームボタンを長押しすると現れるメニューには、アプリの起動履歴のほか、左側にはシャープ独自の機能が並ぶ。「ミニネット動画」は画面上に小画面で動画を表示できる機能で、「YouTube」もしくは端末内蔵の動画を表示可能。画面は任意の場所に移動できる。

主な対応機能、サービス

 NOTTV、防水、おサイフケータイ、NFC(決済対応)、ワンセグ、赤外線通信、Wi-Fi(IEEE 802.11ac対応)、おくだけ充電、DLNA(DTCP-IP)、Bluetooth 4.0などに対応する。1.7GHz駆動のクアッドコアCPU(APQ8064T)を内蔵し、ストレージは32GB、メモリは2GB。外部メモリとして約64GBまでのmicroSDXCカードを利用できる。

 バッテリーは2600mAh。micro USBポートはカバーがないものの、防水性能は確保されたキャップレス防水となっている。防塵は非対応。

 連続待受時間はLTEで約460時間、3Gで約530時間、GSMで約460時間。連続通話時間は3Gで約750時間、GSMで約810時間。

 大きさは約138×70×9.9mm、重さは約157g。ボディカラーはWhite、Blue、Redの3色。

(関口 聖/太田 亮三)