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触れる前に操作をアシスト、カメラもこだわった「ELUGA P P-03E」

 パナソニック製の「ELUGA P P-03E」は、Android 4.2搭載のスマートフォン。既存のスマートフォンからの乗り換えユーザーだけではなく、iモード端末からの乗り換えユーザーや女性、年配のユーザーに向け、使いやすさの向上を図ったモデル。特に片手での快適な使い心地を目指し、数々の便利機能を搭載した。6月下旬発売予定。月々サポート適用後の実質負担額は3万円台後半の見込み。「はじめてスマホ割」「ありがとう10年スマホ割」は適用されない。

 ドコモによれば、国産のフルHD端末としては最小サイズとなる、約4.7インチの液晶ディスプレイを搭載。65mmという横幅にまとめられたボディは全体的にラウンドさせた形状で、なおかつ液晶ディスプレイの強化ガラスもエッジ部分がわずかに丸みを帯びており、持ちやすさとスタイリッシュさを両立させたデザインとなっている。

 ディスプレイ下部にはホームボタンとして機能するハードキーが用意されているが、このパーツは人工ダイヤモンドとしても知られるブラックジルコニアを用いているとのこと。戻るキーとメニューキーは静電式のタッチ型ハードキーとしている。

ディスプレイ“上空”で指を検知

 操作面では、ディスプレイパネルに指を近づけるだけで補助操作が可能な「タッチアシスト」機能が特徴。指をディスプレイ面に近づけると、指がどこを操作しようとしているかを検知して、実際にタッチすることなくその場面に合った操作を手助けする。センサー類を活用しているわけではなく、タッチパネルの感度を向上させ、指を近づけることで変化する静電気の強弱の監視ロジックを見直すことで実現した。指とディスプレイの距離が15mm程度までなら離れていても検知できるという。

 たとえばフリック入力で文字を入力する場合、慣れている場合はそのまま入力できるが、どの方向にフリックすればいいかわからなくなって画面上で指が止まると、その指を検知し、押そうとしているボタンのフリック入力の案内を表示してくれる。また、パターンロック解除を利用する場合、画面に触れることなくロックを解除できる。これにより、ディスプレイにパターンロック解除の軌跡を残さずに済むというメリットがある。

 「ホバー機能」と呼ばれるこの機能では、さらに、カメラ機能でシャッターを切ったり、Webブラウザー画面を拡大・縮小したり、ホーム画面で操作しようとしているアイコンを強調表示したり、といった場面でも利用可能。「ホバー」は標準的なAndroid SDKで実装されているため、容易に対応アプリを開発可能という。

片手操作をより快適にする工夫を満載

 ELUGAシリーズは、ホーム画面の下半分でアプリ一覧を表示するなど、従来から片手での操作性に配慮したインターフェイスにこだわっているが、今回のELUGA P P-03Eでもさまざまな工夫が盛り込まれている。1つは「One Hand PLUS」機能で、どの画面からでも下端から上方向にスライド操作すれば画面全体が下方向にスライドし、指の届きにくい画面上部のボタンなどが押しやすくなる。

 さらに、フィーチャーフォン(従来型の携帯電話)と似た画面デザインと操作感で文字入力できるキーボード「ケータイキー」と、キーボードのデザインやサイズなどをカスタマイズできる「フィットキー」などを備え、フィーチャーフォンからの移行ユーザーを意識しつつ、片手での文字入力を容易にしている。

 その他、加速度センサーを活用し、端末の背面や側面のタップを検知して画面の再点灯や音量調整などさまざまな操作を行える「フィンガータップ」、画面の下半分にWebブラウザーや動画を、画面上半分に別のアプリ画面をそれぞれ表示する「ウィンドウPLUS」といった機能も搭載し、使い勝手を向上させている。

独自センサーの1340万画素カメラ

 有効1340万画素のアウトカメラには、パナソニック独自のセンサー「SmartFSI」を採用した。現在のスマートフォンは裏面照射型(BSI)のセンサーが主流となっているが、SmartFSIは、裏面照射型センサーが登場する以前に主流だった前面照射型FSIセンサーを改良したもの。裏面照射型センサーより高感度で、5群5枚の高解像レンズと合わせてシャッタースピードの高速化を図り、夜景等の暗所撮影時の画質向上を達成している。

 従来モデルの「ELUGA X P-02E」と比べて、2倍の明るさ、2倍のノイズ耐性を達成し、より自然な色合いを再現することで“4倍キレイ”に撮影できるとしている。また、場面に応じて最適な画質に自動調整して撮影できるシーン認識の速度も向上したという。

主な対応機能、サービス

 パナソニック独自のホームアプリ「フィットホーム」のほかに、ドコモが今夏より導入するホームアプリ「docomoシンプルUI」も採用している。今回「docomoシンプルUI」を搭載する機種はELUGA P P-03Eと「MEDIAS X N-06E」のみとなっている。

 ディスプレイは約4.7インチのフルHD(1080×1920ドット)液晶。1.7GHz駆動のクアッドコアCPU(APQ8064T)と、2GBのメモリ、32GBのストレージを内蔵。最大64GBのmicroSDXCカードに対応する。バッテリーは2600mAhで、3G時の連続待受時間は約490時間、連続通話時間は約610分、LTE時の連続待受時間は約440時間となっている。

 Xi、HSPA対応で、IPX5/IPX7/IP5X準拠の防水・防塵、おサイフケータイ(FeliCa、NFC決済対応)、おくだけ充電、赤外線通信、ワンセグ、Wi-Fi(最大10台までのテザリング対応。IEEE802.11acは非対応)、Bluetooth 4.0、DLNA(DTCP-IP対応)などをサポート。フルセグは非対応となる。

 端末サイズは約132×65×10.9mm、重さは約146g。ボディカラーはGoldとBlackの2色となる。

(関口 聖/日沼諭史)