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ニールセン、“スマートフォン視聴率”の提供を開始

 ニールセンは、スマートフォンからのWebサイトやアプリの利用状況をまとめた調査データ「Mobile NetView」の提供を開始した。同社では同データを“スマートフォン視聴率”としており、今回の提供開始にあわせて3月の国内スマートフォン利用状況のデータも明らかにしている。

 「Mobile NetView」は、調査に協力するモニターのスマートフォンからアクセスログを取得し、作成される調査データ。調査モニターは国内4000名(iOS、Android各2000名)とのことで、アプリやWebサイトの利用時間や利用頻度といったデータをアンケート調査よりも正確に把握、提供できる。また調査モニターの属性も含む調査となっている。これまで提供されているパソコン向けサイトの“インターネット視聴率”「NetView」の仕様に準じ、サイトをチャネルごとなどの区分に分類して集計する。

 「Mobile NetView」の提供開始にあわせて公開された3月度のデータによると、スマートフォンからのネット利用人数(アプリ、Webサイトをあわせたもの)は2748万人で、利用時間は1人あたり40時間2分という。アプリだけの場合は2745万人、31時間27分で、Webサイトだけでは2676万人、13時間9分。

 利用者数が多いサービス(アプリ、Webサイト合算)は1位から順にグーグル、ヤフー、Facebook、楽天、YouTubeとなった。アプリだけに限ると1位はLINE、続いてGoogle Play、Google Maps、Facebook、Google Seachという順で、Webサイトでは1位からGoogle、Yahoo!、楽天、Facebook、Amebaとなっている。

関口 聖