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ソフトバンクの一部スマホ、GPS測位に時間がかかる可能性

 ソフトバンクモバイルは16日、同社のAndroidスマートフォンの一部機種において、5月16日以降、屋外でのGPS測位に時間がかかる、という事象が発生する可能性があることを明らかにした。同社では対象機種に対して今後、最新ソフトウェアを提供する方針だが、それまでの対処法をあわせて案内している。

 今回の事象、屋外でのGPS測位において、5月16日以降、GPSでの現在地測位に時間がかかる(40秒程度)可能性があるというもの。対象となる機種では、現在地を測位する際、基地局情報を参考にするAGPS方式を用いているが、この基地局情報はグーグルのサーバーを経由してやり取りする形となっているという。しかし、グーグル側で新たな証明書を用いることになり、その証明書を端末側でサポートしていないため、GPS測位に時間がかかる可能性が発生した。

 ソフトバンクモバイルによれば、この新たな証明書をまだグーグル側では利用していないため、5月16日以降も今回の事象は発生していないとのこと。予定通り、ソフトバンク側で準備を整えてソフトウェア更新が実施されれば、今回の事象は発生しないことになるが、事象が発生し得る状況となったため、Webサイトで告知することになった。対象機種は以下の通り。なお、他の機種は、GPS測定の際、グーグルのサーバーを経由しない形にしており、今回の事象が発生する可能性はない。

003SH/005SH/006SH/007SH/007SH J/007SH KT/009SH/009SH Y/101SH/102SH/102SHⅡ/103SH/104SH/106SH/107SH/107SH B

 またディズニーモバイルの一部機種も対象となっている。

DM009SH/DM010SH/DM011SH/DM012SH/DM013SH

 GPS測位の時間をある程度短縮できる、回避方法も案内されている。方法は機種によって異なるが、設定メニューの位置情報関連の項目の設定を変更する形となっている。

関口 聖