ニュース

OCNのデータSIM、制限超過後の通信速度を増速、nanoSIM対応も

 NTTコミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は23日、月額980円で利用可能なLTE対応モバイルデータ通信サービス「OCN モバイル エントリー d LTE 980」について、1日の合計通信量30MBを超過した際の通信速度を100kbpsから200kbpsへ増速し、nanoSIMカードの提供やFOMA(3G)端末への対応を開始した。

 「OCN モバイル エントリー d LTE 980」は、NTTドコモのXi(クロッシィ)エリアおよびFOMAエリアに対応したモバイルデータ通信サービス。受信時下り最大112.5MbpsのLTE通信が可能。1日あたりのデータ通信量の上限は30MBで、上限に達した場合は当日中の通信速度が制限される。

 今回の改定では、30MB超過時の通信速度を最大100kbpsから最大200kbpsに増速。また、これまで提供してきた標準SIMカード、マイクロSIMカードに加え、SIMフリー版のiPad miniなどで使用できるnanoSIMカードの提供も開始した。サービスの初期費用(3150円)、月額基本料(980円)は従来通り。

 また、LTE端末に加えて、新たにFOMA(3G)端末での利用も可能となり、Nexus 7やSIMフリー版のiPhone 4Sなどの3G端末でもサービスの利用が可能となった。

 SIMカードの販売についても、Amazon.co.jpでの販売に加え、NTT Comの「NTTコムストア」、NTTレゾナントの「NTT-X Store」、楽天市場内ショップの「goo SimSeller」での販売を開始。6月3日からはNTT Comの電話問い合わせ窓口であるカスタマーズフロントでの販売を開始する。

三柳 英樹