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ウィルコム、夏モデル・新サービスを発表

 ウィルコムとウィルコム沖縄は、2013年の夏モデルおよびスマートフォン用の新料金プランを発表した。PHSとAXGPに対応したスマートフォンなどがラインナップされるほか、低価格なパケット定額料を設定したスマートフォン専用の料金プラン2種類が発表されている。

新モデル

 2013年の夏モデルとして、スマートフォンのラインナップが強化され、PHSとAXGP対応の京セラ製「DIGNO DUAL 2」(WX10K)、PHSと3G対応でPHSのデータ通信もサポートしたシャープ製「AQUOS PHONE es」(WX04SH)、AXGPに対応するファーウェイ・ジャパン製の「STREAM」(201HW)の3機種が追加される。発売時期は以下の通り。

機種名メーカー発売時期
DIGNO DUAL 2 WX10K京セラ7月18日
AQUOS PHONE es WX04SHシャープ9月中旬
STREAM 201HWファーウェイ9月上旬
DIGNO DUAL 2 WX10K
AQUOS PHONE es WX04SH

 スマートフォン以外のモデルとして、クレジットカードサイズで薄型のPHS端末「だれとでも定額パス」(WX01TJ)が7月下旬に発売される。「だれとでも定額パス」はPHSの通話機能を備えたカード型の端末で、BluetoothでAndroidスマートフォンと接続し、スマートフォンの専用通話アプリでウィルコムの通話サービス「だれとでも定額」を利用できるというもの。Androidアプリは、NTTドコモやKDDIなど他社のスマートフォンでも利用できる。なお、通話用アプリにiPhone版は用意されない。

 このほか、固定電話の本体と電話回線の間に設置する「迷惑電話チェッカー」(WX07A)が7月4日に発売される。これは、固定電話にかかってきた電話の発信者番号が、振り込め詐欺などに悪用されている電話番号かどうかなど確認し、光と音声で警告するという機器で、電話番号の判定に使うデータベースの更新にPHS回線を利用する。

「だれとでも定額パス」(WX01TJ)
「迷惑電話チェッカー」(WX07A)

スマートフォン専用の新料金プラン

 ウィルコムのスマートフォン専用料金プランとして、パケット定額料が2980円~の「ウィルコムプランLite」、パケット定額料が月額5985円~の「ウィルコムプランD+」の2つの料金プランが新たに用意される。提供開始日は対応端末が発売される7月18日。パケット定額料を安価に抑え、通信容量に制限を設けており、通信容量超過時の制限の解除が少額で行えるなどの特徴もある。

 ウィルコムのスマートフォンはこれまで、PHSと3Gに対応した「DIGNO DUAL」がラインナップされていたが、今回発表された「DIGNO DUAL 2」はPHSとAXGPが、シャープ製「AQUOS PHONE es」はPHSと3Gが、「STREAM」はAXGPがそれぞれサポートされる。

 「ウィルコムプランLite」に対応するのは今回発表された「DIGNO DUAL 2」「AQUOS PHONE es」「STREAM」の3機種。既存の「DIGNO DUAL」は同プランの対象外となっている。

 「ウィルコムプランD+」は「DIGNO DUAL 2」と「AQUOS PHONE es」が契約できる。

発表会で触れられた「イエデンワ2」(WX05A)は発表済みの製品。当初の5月発売から延期され、7月下旬発売予定。会場では実機が初めて披露された
単3形乾電池4本で駆動するほか、microUSB端子で外部電源にも対応。固定回線も接続できる
固定電話の形だがPHS端末として無線で利用できる

太田 亮三