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ソフトバンクの米スプリント買収、FCCが承認し買収実現へ前進

 ソフトバンクモバイルは、米国のキャリアであるスプリント・ネクステルの買収について、7月5日に米国の連邦通信委員会(FCC)が申請を承認し、7月上旬にすべての取引が完了する見込みであると発表した。

 すでに明らかにされているように、ソフトバンクはスプリントに対し約216億ドル(約1.8兆円、買収総額)の投資を行う予定。スプリントは、新たに設立されるスプリント(新スプリント)の完全子会社となり、新スプリントの株式の約78%をソフトバンクが保有する形になる。

 ソフトバンクは2012年10月に米国第3位の携帯電話事業者であるスプリントの買収を発表。その後、米DISHが対抗買収案を出したものの、スプリントの臨時株主総会などを経て、ソフトバンクがスプリントを買収する案が採用されている。また、ソフトバンクによる買収を発表した後、米国の監督官庁も審査を開始。今回のFCCの承認で、すべての監督官庁の承認を取得したことになった。

 スプリントは米国のシェアが16%で第3位、ユーザー数は5600万人で、米国でiPhoneの取り扱いも開始している。ソフトバンクはスプリントを子会社化することで、スマートフォンやLTEの展開について相乗効果を見込んでいる。

(太田 亮三)