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単3電池1本で10時間通話、緊急用GSMケータイが日本で発売

 オーセラスジャパンは、単3形乾電池1本で駆動するGSM対応の携帯電話「SpareOne」を、8月中旬から日本で発売する。海外旅行者に向けた製品で、日本国内では利用できない。価格は9980円。大手家電量販店のほか、成田空港、羽田空港で販売される予定。同社は、日本国内で利用できる3G対応モデルの発売も検討している。

「SpareOne」

 今回発売される「SpareOne」は、海外でTennrichとXPAL Powerが開発・販売している緊急用のGSM携帯電話。緊急用というコンセプトで機能を必要最低限に絞ったのが特徴で、ディスプレイも搭載されていない。単3形乾電池1本で駆動でき、アルカリ乾電池で最大10時間の通話が可能。製品パッケージでは、アルカリ乾電池1本が装着された状態で販売され、電池の絶縁シートを外さない状態であれば、15年間の保存に耐えるとしている。

 また、製品パッケージは防水仕様で、パッケージに入れたまま通話も行える。このほか、端末上部にはLEDライトを搭載しており、24時間の連続点灯が行える。-30度〜+60度の環境で動作が可能。

 端末はSIMロックフリー。通話に必要なGSM対応のSIMカードは別途ユーザーが用意する必要がある。サイズは標準のSIMカードサイズで、microSIMカードを利用できるアダプターと、iPhoneのSIMカードトレイ着脱用ピンもパッケージに同梱される。

 緊急用というコンセプトから、例えば、電池が切れて利用できなくなった携帯電話からSIMカードを外し、「SpareOne」に装着して緊急の連絡先に発信する、といったケースが想定されている。

 「SpareOne」には予め9件までの電話番号を登録可能。中央にある、白い十字が描かれたボタンと数字キーを組み合わせて押せば、登録した9件の番号に簡単に発信できる。

 端末の大きさは約144×50×19mmで、重さは約75g。パッケージの大きさは240×110×25mmで、重さは約120g。

 なお、日本国内で利用できるモデルとして、W-CDMAとCDMA2000に対応するモデルも開発中とのこと。製品コンセプトに沿って、SIMロックフリーでの販売が検討されている。

「SpareOne」のパッケージ

(太田 亮三)