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Apple第3四半期決算、端末販売数は好調も利益減少が続く

 米Appleは、2013年度第3四半期(2013年4~6月期)の決算を発表した。売上は353億ドル(約3兆5410億円)、純利益は69億ドル(約6921億円)となった。iPhoneの販売が伸びる一方で、2四半期連続で利益が減少している。

 同社の第3四半期の売上は353億ドルで、前年同期比では約1%の増加。利益は69億ドルで、前年同期比で約22%の減少。2四半期連続で利益が減少したほか、売上総利益率は前年同期の42.8%から36.9%に低下している。

 第3四半期の売上における地域別の内訳は、北米が144億500万ドル、ヨーロッパが76億1400万ドル、香港・台湾を含む中国地域が46億4100万ドル、日本が25億4300万ドル、その他アジア太平洋地域が20億4600万ドル、小売りによる売上が40億7400万ドルとなっている。

 第3四半期の製品の販売台数は、iPhoneが3124万1000台で、前年同期比20%増、第3四半期として過去最高になった。iPhoneの販売による売上は181億5400万ドル、前年同期比15%増。このほか、iPadの販売台数は1461万7000台、Macは375万4000台、iPodは456万9000台となった。また、iTunesやソフトウェア、サービスでの売上は39億9000万ドル、アクセサリー販売の売上は11億7900万ドルとなっている。

 同社はすでに発表していた株主還元を8月に実施する予定で、1株あたり3.05ドルの現金による配当を行う。

太田 亮三