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米グーグル、新型Nexus 7やAndroid 4.3、Chromecastを発表

 米グーグルは、7インチタブレットの新モデル「Nexus 7」、Androidの最新版となる「Android 4.3」、テレビのHDMI端子に装着するスティック端末「Chromecast」を発表した。

Nexus 7

 約1年ぶりの新モデル、そして2代目となる「Nexus 7」が発表された。先代よりも薄く、軽く、スピーディに、とうたう新モデルでは、最新OSであるAndroid 4.3を搭載し、7インチのフルHDディスプレイ(1920×1200ピクセル)を装備する。

 その精細度は323ppiで、国内では今夏登場予定の「AQUOS PAD SH-08E」と同程度。一方、昨秋、続々と国内で登場した主要な7インチタブレットをはるかに超える精細度を実現した。なおディスプレイサイズは異なるが、iPhone 5は326ppi、auのHTC J butterflyが440ppiとなる。ベゼル(額縁)は狭くなり、背面はマットな仕上げ。

 ステレオスピーカーを備え、フラウンホーファーのバーチャルサラウンド技術を搭載する。

 Wi-Fi版とLTE版が用意される。Wi-Fi版は7月30日に米国で発売され、価格は229ドル(約2万2900円)。その他の国でも順次、提供されるという。LTE版は、今後数週間で米国のT-Mobile、Verizonにおいて取り扱われる。

 チップセットはクアルコム製のSnapdragon S4 Pro(CPUはクアッドコア1.5GHz駆動)。ストレージは16GBか32GBの2種類となり、メモリは2GB。大きさは114×200×8.65mm、重さはWi-Fi版が290g、LTE版が299g。バッテリーは3950mAh。最大9時間の連続使用が可能で、ワイヤレス充電規格「Qi」に準拠する。microUSBポートでは、外部出力が可能な規格「SlimPort」も利用できる。

Android 4.3

 最新OSの「Android 4.3」(コードネーム:Jelly Bean)は、同時に発表された新型「Nexus 7」を皮切りに、これまでのNexusシリーズでも利用できるようになる。ただし、具体的な機種は明らかにされていない。

 新たな要素としては、アプリへのアクセス制限の設定、Bluetooth Smartへの対応などが挙げられる。アプリへのアクセスについては、制限対象のプロファイルを設定して利用する。たとえば子供用のプロファイルでは、○○はON、××はOFF、という形にしておく。家庭内の利用だけではなく、店頭に設定して情報を提供する場合でも、アプリを制限してセール情報だけ提供、といった使い方が可能になる。

 Bluetooth Smartは、低消費電力が大きな特徴となるBluetooth Low Energyへの対応機器の総称。iOSでは既にサポートされ、国内のAndroidの一部でも対応しているが、Androidとして正式にサポートされることになった。なお、Nexus 4、Nexus 7(2013年版)も対応している。このほか、Bluetoothのプロファイルの1つであるAVRCP 1.3にも対応し、カーステレオに楽曲名を送信、表示できるようになった。

 電話をかける際の入力(ダイヤルパッド)で入力内容をもとに、かける相手を予測、候補を示す。またテキスト入力時のアルゴリズムが改善され、入力しやすくなった、とのことだが、日本語も対象かどうかは不明。

 オーディオではフラウンフォーファーのバーチャルサラウンド技術をサポートする。映像面ではOpenGL ES 3.0に対応。今後はゲームアプリなどでの活用が見込まれる。

Google Play Games

 Google Play Gamesは、多人数参加型のゲームを見つけて遊んだり、ゲームの成績を他の人と競い合ったりできる。Google Playでは既に1つのアプリとして提供が開始されている。

Chromecast

 テレビのHDMI端子に装着するスティック型端末、それが「Chromecast」だ。米国では、オンラインで既に販売が開始されており、価格は35ドル(約3500円)。28日からは全米のベストバイで販売されるという。

 タブレット、スマートフォン、パソコンなどからリモートで操作できる。対応スマートフォン、タブレットはAndroidだけではなく、iPhoneなどiOS端末(iOS 6.0以降)も含まれる。タブレットやスマートフォンで表示している内容を、Chromecast経由でテレビへ出力でき、家族や友人とともに、映像や写真を楽しめる。

 Wi-Fiに接続して、いくつかのネットサービスも利用できる。対応サービスとしてはYouTube、Google Play Movies & TV、Google Play Musicといったグーグルのサービスのほか、米国の映像配信サービス「Netflix」(ネットフリックス)も対応。今後は他のサービスも利用できるようになるとのこと。

 グーグルでは、Chromecast向けサービスのSDK(ソフトウェア開発キット)をあわせて公開している。

(関口 聖)