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韓サムスン、TDD-LTEにも対応したGALAXY S4を開発

 韓サムスン電子は、TDD-LTEとFDD-LTEの両方に対応したスマートフォン「GALAXY S4」「GALAXY S4 mini」を開発したと発表した。海外市場で第3四半期にも投入される予定。

 サムスンは、今回開発した端末で、TDD-LTEとFDD-LTEのデュアルモードを実現。双方のネットワーク間を移動しても、連続的でシームレスなハンドオーバーを実現するとしている。

 TDD-LTE(TD-LTE)は、LTEとして定められた2つの通信方式のうちの1つ。一方、LTEとして最初に実用化され日本や北米で中心になっているのは、FDD-LTE方式。TDD-LTEは中国などを中心に展開が始まっていることから、中国市場で拡大を狙う端末はTDD-LTEへの対応が重要になっている。また、日本国内で提供されている「AXGP」(サービス名:SoftBank 4G)は、かねてより「TD-LTEと100%互換性がある」と説明されているほか、今後日本で提供される予定の「WiMAX 2.1」(サービス名:WiMAX 2+)も、TD-LTEとの互換性の高さが謳われている。

太田 亮三