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「PlayMemories Online」刷新、マルチデバイスのクラウドアルバム

 ソニーは、独・ベルリンで開催した記者会見において、写真ストレージサービス「PlayMemories Online」をリニューアルすると発表した。今秋実施予定で、Xperiaのアルバムアプリと統合されるほか、iPhoneやソニー以外のAndroid端末、Windowsパソコンでも利用できる。

 今回のリニューアルでは、パソコンやスマートフォンの写真をクラウド経由で全て同期する「オールシンク」、ソニーの画像解析技術を用いて写真を演出、整理する「思い出演出」が大きな特徴として打ち出される。

 このうち「オールシンク」は、パソコン、スマートフォン、タブレットといった機器に保存されている写真を自動的にアップロードし、各端末で同期する機能。写真は自動アップロードされる際、標準サイズ(長辺1920ピクセル)にリサイズされる。この標準サイズの画像であれば、容量無制限で利用できる。オリジナルの画像はそれぞれの機器で保存されたままとなる。それより大きなサイズの写真、あるいは動画は手動でアップロードできるが、容量は最大5GBとなる。同期する際には、画像は重複しないよう判定されている。

 「思い出演出」は、ソニーがカメラ製品で培ってきた画像解析技術を取り入れた「PlayMemoriesエンジン」で画像を判定し、良い写真を選び出して演出、整理していく。構図、笑顔などの要素で良い写真が選ばれ、類似した写真ははじきだされた上で、注目エリアを切り出す。これにより、より良い写真が選ばれ、ハイライトされ観やすい形で楽しめるよう整理される。

 このほかXperiaのアルバムアプリと統合される。オールシンクをONにすると、他の機器からアップロードされた写真と、Xperiaで撮影した写真をまとめてアルバムアプリ上で一覧表示できる。またPlayMemoriesエンジンの演出効果も楽しめる。

関口 聖