ニュース

au、iOS向け音楽配信サービス「LISMO」提供開始

 KDDI、沖縄セルラーは、音楽配信サービス「LISMO」のiOS版の提供を開始する。アプリの利用料は無料。楽曲は個別に課金される。対応機種は、iOS 5.0以上のiPhoneおよびiPod touchシリーズ、iPadシリーズ、iPad mini。

 「LISMO」は、KDDIがフィーチャーフォンやAndroidスマートフォンに提供している音楽配信サービス。楽曲は「レコチョク」と連携することで、邦楽を豊富に取りそろえているのが特徴。今回、同サービスが新たにiOS向けにも提供されることになった。

【追記 2013/9/5 11:08】
 10時50分現在、編集部が確認したところ、メンテナンス中とのことで、まだアプリの提供は開始されていない。

【追記 2013/9/5 18:50】
 18時50分現在、編集部で「LISMO」アプリの配信が開始されたことを確認した。

iOS向けアプリ「LISMO Player」

アプリ「LISMO」とWebサイト「LISMO Store」で構成

 iOS版LISMOは、端末にダウンロードするプレーヤーアプリ「LISMO」と、楽曲を購入するiOS向けWebサイト「LISMO Store」で構成される。

 「LISMO」アプリでは、「LISMO Store」で購入した楽曲をダウンロードし、再生できるほか、iTunesで取り込んで端末に転送した楽曲についても再生可能。どちらも、楽曲データがマッチすれば歌詞を表示させることもできる。「LISMO」アプリではラジオのチャンネルのように楽曲を聴ける「うたパス」も利用可能。TwitterやFacebookとの連携機能も用意されている。

 楽曲を購入するWebサイト「LISMO Store」は、iOS端末のブラウザでアクセスする。楽曲は、通話料合算やWebMoney、クレジットカードなど「auかんたん決済」で購入できる。Webサイト上で試聴も可能。また、「auスマートパス」のタイムラインなどを通じて、最新の音楽情報の告知が行われる。

「LISMO」で購入済みの楽曲は引き継ぎ可能

 サービスとしての「LISMO」では、会員登録やログインに「au ID」を利用し、マルチデバイスで利用できる。

 すでにフィーチャーフォンで「LISMO」を利用していたユーザー向けには、移行施策が用意されている。同じau IDを利用することで、これまでに購入した着うたフルなどの楽曲を、iOS端末向けにダウンロードできる。加えて、楽曲データは最新サービスに合わせてAAC形式、320kbps、DRM無しのデータとしてダウンロードできる。さらに、楽曲データの提供元であるレコチョクのフィーチャーフォン向けサービス「レコチョク」において、2005年11月以降に購入した楽曲についても、同様にiOS版LISMOに移行できる。なお、10月以降は、Android版LISMOにおいても、フィーチャーフォン版サービスからの引き継ぎ・移行ができるようになる。

太田 亮三