ニュース

au、「HTC J One」でAndroid 4.2へアップデート

 KDDIは、HTC製のAndroidスマートフォン「HTC J One HTL22」向けにOSをAndroid 4.2にバージョンアップするソフトウェア更新の提供を開始した。Android 4.2への更新による画面操作などの機能向上のほか、HTC J Oneならではの機能が多数追加される。

 HTC独自の機能、撮影した写真や動画をハイライト動画として作成する「HTC Zoeモード」の「ビデオハイライト」に、6種類のテーマが追加される。また、カメラ起動中に画面をロングタッチすると、タッチした被写体にAE(オート露出)/AF(オートフォーカス)ロックができるようになった。新しいギャラリーでは、写真や動画ファイルの表示がよりスピーディになったほか、Zoeモードで撮影したデータの保存方法を変更し、目的の写真を探しやすくなった。

 また、ホーム画面の操作性も改善された。ドックのカスタマイズと、拡張ホーム画面からドックへ、ドックから拡張ホーム画面へのアプリ移動が簡単になった。これまで対応していなかった「クイック設定パネル」が追加され、よく使う機能のON/OFFを簡単に切り替えられるようになった。これにより、明るさ、設定、Wi-Fi、Bluetooth、機内モード、省電力、自動回転、モバイルデータ、サウンドプロファイル、Wi-Fiテザリング、スクリーンショットの計11の機能へすばやくアクセスできる。また、ホームキーをカスタマイズし、長押し時にメニューキーとして割り当てることも可能。

 さらに、Smart TV Boxのスマートフォン・タブレット連携にも対応する。専用アプリでSmart TV Boxからの放送・録画番組を再生したり、HTC J Oneからリモコン操作することが可能になった。ワンセグ再生画面でスピーカーのアイコンをタップすると、ワンセグの音声出力先をスピーカーに変更することもできる。

 このほか、Wi-Fiが安定している時にのみWi-Fiで接続する機能を搭載し、高速通信に対応した無線LAN規格、IEEE 802.11acにも対応する。

 更新のための通知が端末本体に表示され、OKを押すと更新が始まる。アップデートのファイルサイズは約236.5MBで、更新にかかる時間はWi-Fi利用時で約20分、3Gでは約70分となる。更新後のビルド番号は「2.15.970.1」。なお、更新中は他の操作が行えない。

川崎 絵美