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LINE、18歳未満ユーザーの「ID検索機能」制限を全キャリアに拡大

 LINEは、同社が運営する無料通話・メールアプリ「LINE」において、9月30日より、青少年ユーザー保護を目的とし、ドコモ・ソフトバンクのAndroid端末を利用する18歳未満ユーザーを対象に「ID検索機能」の利用制限を開始する。制限されるのはID検索のみで、LINEそのものが利用できなくなるものではない。

 これまで、KDDI(au)のAndroid端末を利用する18歳未満のユーザーを対象に同様の取り組みを行ってきた。今回新たに、ドコモ・ソフトバンクのAndroid端末にも対象範囲を拡大し、強化する方針。通信キャリアから提供される「年齢判定サービス」を活用することで、ユーザーの同意のもと、18歳に達しているか否かを判別する。これにより、18歳未満のAndroid端末ユーザーは、18歳未満のユーザー自身がLINE IDの設定・検索を利用できなくなるほか、他人が18歳未満ユーザーのLINE IDを検索しても、検索結果に表示されなくなる。なお、「ID検索機能」以外で、QRコードを読み取る、近くで端末同士を振って交換する「ふるふる」、携帯電話のアドレス帳から招待するなどの、友だち追加機能については、これまでどおり利用できる。

 友だち募集を目的としたウェブサイトなどで、青少年ユーザーがLINE IDを交換したり、他人から無作為に検索されるなど、見知らぬ人との出会いをきっかけに、トラブルに巻き込まれないようにする取り組みである。LINEは、今後Android端末に加えて、iPhoneにも導入の拡大を予定している。

川崎 絵美