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5.2型フルHD液晶、挟額縁を追求した「AQUOS PHONE Xx 302SH」

 「AQUOS PHONE Xx 302SH」は、前面のほとんどをディスプレイが占める挟額縁の設計を追求したシャープ製のAndroidスマートフォン。12月上旬に発売される予定。価格は未定だが、従来のハイエンドAndroidスマートフォンと同様、2年利用時の実質価格は3〜4万円程度になる見込みだ。

「AQUOS PHONE Xx 302SH」

 5.2インチ、フルHD(1920×1080ドット)の液晶ディスプレイを搭載しながら、左右と上部の三辺を挟額縁に仕上げ、前面の画面占有率が80.5%という“全身大画面”を謳うモデル。4インチ以上の画面を搭載するスマートフォンでは世界一の画面占有率としている。なお、液晶は省電力に定評のあるIGZO液晶ではなく、このモデルは「S-CGSilicon液晶」となる。シャープは、三辺の額縁が狭いモデルを「EDGEST」と銘打ち、「AQUOS PHONE Xx mini 303SH」と同様、ブランド化していく構えだ。

 額縁が狭いことで本体を握ったとき、誤ってタッチしてしまう恐れもあるが、こうした誤操作はソフト処理で防いでいく方針。展示されていた端末には導入されていなかったが、発売までにはソフトウェアを整備していくという。

 画像処理チップはシャープが独自に開発したLSI「映像リアリティエンジン」を搭載しており、HSV色空間で色彩、彩度、明度まで調整を行うほか、周囲の明るさや照明の種類、コンテンツに合わせて最適な表示を行う「ユースフィットモード」を搭載する。大画面を生かした機能としては、フルセグに対応。ホイップ式のアンテナを内蔵し、録画にも対応している。テレビのアンテナをmicroUSBに変換するアダプターも同梱しており、電波状況が悪い室内などでも安定した画質で映像を視聴することが可能だ。

 ボディカラーに合わせた卓上ホルダーがパッケージに同梱され、端末のスピーカーの音を前面から出すポートも内蔵している。サウンド面ではサラウンド技術の「DTS Sound」に対応。楽曲の長時間再生にも実現した。

 2013年発表の冬モデルとしてソフトバンクから発売される、シャープ製端末独自の機能として「翻訳ファインダー」を搭載する。これは、カメラ機能を利用し、英語から日本語にリアルタイムに翻訳できる機能で、カメラのファインダー画面に表示さ英語の文字部分を書き換えたような見た目で利用できる。リアルタイムなファインダー映像だけでなく、撮影した写真に対しても翻訳機能を利用可能。端末に内蔵された英和辞書へ遷移できる連携機能や、単語や画像をWebで検索できる連携機能を備えている。この翻訳ファインダーと、三辺狭額縁は、冬モデルではソフトバンクのシャープ端末だけの特徴となる。

 また、Webブラウザなどのコンテンツを表示している際、クイックランチャー機能で翻訳アプリを起動すれば、コンテンツ上の英語を日本語に翻訳することもできる「翻訳キャプチャー」機能も用意される。

 カメラは1630万画素で、F1.9という明るいレンズを搭載しており、ソフトウェア処理と組み合わせることでボケ味にもこだわった写真を撮影できるとする。「NightCatch」と呼ばれる画像処理機能を採用しており、暗い場所でのノイズを低減。オートフォーカスの速度も上げたほか、デジタルズーム時に画像の劣化を防ぐ技術も搭載する。また、ファインダー画面は表示を簡略化し、大画面をそのままファインダーとして利用できる。画面下のバックキーやホームキーの背景から黒いバーをなくしているため、画面を目いっぱい使うことが可能だ。

 同様に、そのほかのUIにも細かな見直しがかけられた。3ラインホームで表示されるキーの背景も透過式になっており、画面の広さが強調されている。

 LTEの通信機能では「Hybrid 4G LTE」として、AXGP方式(TD-LTE)の「SoftBank 4G」とLTE(FDD-LTE)方式の「SoftBank 4G LTE」の2種類に対応している。ネットワークの優先度としては、まず両方の方式がオーバーレイしている場合は、まずAXGPに接続する形となる。なお、ユーザー側にはAXGPとLTE,どちらのネットワークを利用するかを選択する手段はなく、表示も「4G」に統一されている。AXGP、LTEをオフにすることは可能だ。

 OSはAndroid 4.2。ディスプレイは約5.2インチ、1920×1080ドットのS-CGSilicon液晶。メインカメラは1630万画素、インカメラは120万画素のCMOS。外部メモリはmicroSDXCカード。CPUは「MSM8974」で、2.2GHz駆動のクアッドコア。メモリは2GB、ストレージは32GB。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/acで、Bluetooth 4.0に対応する。

 通信方式はW-CDMA(900MHz/2.1GHz)、FDD-LTE(900MHz/1.7GHz/2.1GHz)、AXGP(2.5GHz)。海外ではW-CDMA、FDD-LTE、GSM(900MHz/1800MHz/1900MHz)に対応する。

 バッテリー容量は2600mAhで、ソフトバンクでは「2日間余裕で利用できる」とうたっている。ただし、駆動時間は未定。大きさは約70×132×9.9mm(暫定値)、重さは約147g(暫定値)。ボディカラーはラピスブルー、ホワイト、ブラック、ピンク。

(太田 亮三/石野 純也)