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10分で1日分を充電、カメラと指紋認証を強化「ARROWS A 301F」

 「ARROWS A 301F」は、1日分を10分間で充電できる急速充電機能や、オート機能が強化されたカメラなどが特徴の富士通製Androidスマートフォン。12月上旬に発売される予定。

「ARROWS A 301F」

 「ARROWS A 301F」は、パッケージに同梱される専用のACアダプターを利用して急速充電が可能。10分間で約1日分の駆動に必要な充電を行えるほか、フル充電で3日間使えるなど、長時間駆動が特徴になっている。

 カメラは高感度・低ノイズの特性や画像処理エンジンに加えて、自動調整機能を強化。上向き、下向きなどカメラの向きや、被写体との距離にあわせてピント合わせを行う「クイックフォーカス」機能をはじめ、被写体との距離に応じてフラッシュの光量を調整するインテリジェントフラッシュ、撮影環境を考慮した補正を行うパーフェクトチューニングなどの機能を搭載している。

 カメラの内部処理が強化されている一方で、カメラアプリ自体はシンプルなUIとなっていて、ユーザーが細かい設定をすることなく、「フルオートで綺麗に撮影できる」という方向でデザインされている。

 指紋認証機能では、背面に新たな認証モジュールを搭載し、形状も本体デザインに合わせて丸型になった。ボディカラーが白のモデルは、それに合わせて認証モジュールの色も白系になっている。指先でなぞって認証する方法はこれまでと同じで、ロック解除などを簡単に行えるほか、プライバシーモードなどを利用可能。

 プライバシーやセキュリティ関連の機能は、従来のARROWSと同等。ただし、前モデルではソフトバンクのメール(○△□@softbank.ne.jpのメール)もプライバシー設定が可能だったが、本モデルではソフトバンク共通のメーラーを利用するようになっていて、プライバシー設定はできなくなっている。プライバシー機能対応の富士通製メーラーは任意にダウンロードできるが、ソフトバンクのメールを扱うことはできないなど、他キャリア向けのARROWSと同等の仕様になっている。

 ソフトウェア面では、機能やアプリを増やすのではなく、使いやすさを重視して設計されている。たとえばユーザーが端末を持っていることを内蔵センサーで検知し、そのあいだはスリープに移行しない「持っている間ON」の機能は、インカメラでユーザーの顔を認識するように進化し、精度が上がっていて、「持っている間ON」の有効/無効を切り替えるUIも省かれるようになった(常時有効になる)。このようにアプリやUIが存在しない部分でも、さまざまな強化が施されているという。一方でプリインストールされるアプリは、ユーザー調査などの結果も踏まえ、必要最小限に減らされている。

 ホーム画面は富士通独自のものを搭載。設定画面などを含め、デザインテイストが変わっていて、ホーム画面上での各アプリのアイコンを変更するといった機能にも対応している。ホームボタンなどは画面上に表示される形式で、ハードウェアキーは側面の電源キーと音量キー、背面の指紋認証モジュールのみ。

 ワンセグとフルセグの視聴に対応する。伸縮式のアンテナは内蔵せず、ケーブルアンテナが同梱されるが、電波環境が良好であれば、ケーブルアンテナなしでワンセグ視聴は可能だという。ケーブルアンテナは、イヤホンマイク端子に接続する延長ケーブルのような形状になっている。

 卓上ホルダによる充電に対応し、卓上ホルダは同梱される。12月上旬発売予定の専用ハードケースを装着したまま、卓上ホルダで充電することも可能。

 端末デザインは曲面を多用した手に馴染みやすいなめらかなラウンドフォルムが特徴。前面パネルもエッジが丸みを帯びた処理となっている。背面パネルの塗装にはダイヤモンド粒子を加えた「ダイヤモンドコート」が施されており、従来の3.5倍の耐久性を実現している。背面カバーは取り外しが不可能で、本体上端にmicroSDカードスロットとnanoSIMカードスロットがある。下端のmicroUSB端子はキャップレス仕様だが、そのままで防水仕様が保たれる。

 着信音、アラーム音などには元SUPERCARでサウンドクリエイターのNakamura Koji氏による音源を搭載。端末デザインと同様の、心地良く響くといったテーマで制作されている。

 LTEの通信機能では「Hybrid 4G LTE」として、AXGP方式の「SoftBank 4G」とLTE方式の「SoftBank 4G LTE」の2種類に対応している。

 OSはAndroid 4.2。ディスプレイは約5インチ、1920×1080ドットのTFT液晶。メインカメラは1310万画素、インカメラは125万画素のCMOS。外部メモリはmicroSDXCカード。CPUは「MSM8974」で、2.2GHz駆動のクアッドコア。メモリは2GB、ストレージは64GB。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/acで、Bluetooth 4.0に対応する。IPX5/IPX8の防水仕様に対応。赤外線通信やおサイフケータイも利用できる。

 通信方式はW-CDMA(900MHz/2.1GHz)、FDD-LTE(900MHz/1.7GHz/2.1GHz)、AXGP(2.5GHz)。海外ではW-CDMA、GSM(900MHz/1800MHz/1900MHz)に対応する。

 バッテリー容量は2600mAh。駆動時間は未定。大きさは約70×141×10.3mm(暫定値)、重さは約157g(暫定値)。ボディカラーはコンフォートホワイト、ブラック、ピンク。

(太田 亮三/白根 雅彦)