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小型でタッチパネル搭載のモバイルWi-Fiルーター「301HW」

 「301HW」は、「Pocket WiFi」シリーズの最新モデルに位置付けられる、最大110Mbpsのモバイルネットワークに対応したモバイルWi-Fiルーター。タッチパネルを搭載し、“スマホ感覚で使える”としている。12月以降発売予定。料金プランは未定。

「301HW」

 「301HW」は、ファーウェイ製のIEEE802.11b/g/n対応モバイルWi-Fiルーター。ソフトバンクが8月に発売したZTE製の「203Z」と比べ、microSDカードに非対応となったほか、バッテリー容量の減少(203Zの5000mAhから2400mAhに)、スマートフォンへの給電機能を省略した点などが異なるものの、小型・軽量のボディや使いやすさ、カジュアルな2色のカラーバリエーションが特徴になっている。

 特に、“スピカホワイト”と呼ばれるボディカラーのモデルでは、背面と側面にパール塗装を施すことで、見る角度によっては青く光って見えるなど細部にこだわった。濃い赤が映える“マルスレッド”も、キャンディ塗装のように輝く粒子が特徴的な表面処理で、コンパクトかつシンプルに使えるサイズ感と合わせ、女性が持っても違和感のない製品を目指したという。

 本体には2.4インチ、QVGA(320×240ドット)解像度のタッチパネル式カラー液晶ディスプレイが搭載されており、パソコンに接続しなくても端末単体で設定変更や機能の操作が可能になっている。また、電源投入から5秒で起動が完了するという高速起動も実現した(ネットワークへの接続は別)。

 「301HW」ではマルチネットワーク対応とし、以下の5種類の通信方式を利用できる。

  • ソフトバンク、AXGP、下り最大110Mbps「SoftBank 4G」(2.5GHz帯)
  • ソフトバンク、W-CDMA、下り最大42Mbps「ULTRA SPEED」(1.5GHz帯)
  • イー・モバイル、LTE、下り最大75MbpsのLTE(1.7GHz)
  • イー・モバイル、W-CDMA、下り最大21MbpsのHSPA+(1.7GHz)
  • ソフトバンクWi-Fiスポット

 バッテリー容量は2400mAhで連続通信時間は10時間以上。最大同時接続数は10台まで。大きさは約91×57×14.7mmで、重さは約120g。ボディカラーはスピカホワイトとマルスレッドの2色。

太田 亮三

日沼諭史