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指紋認証で「子供用/お母さん用」とホーム切替、「ARROWS Tab」

 10.1インチディスプレイを備える「ARROWS Tab」(FJT21)は、Android 4.2搭載の富士通モバイルコミュニケーションズ製タブレット。家族での利用を想定したモデル。11月下旬以降に発売される。

ユーザーごとに別のホーム画面を表示するマルチアカウント機能

 Android 4.2でサポートされたマルチアカウントは非対応ながら、ロック解除画面でユーザーを識別し、ユーザーごとに異なるホーム画面を表示させる。ユーザー識別には、指紋認証センサーを使うこともできる。

 子供用のホーム画面を作るとき、さまざまな制限などを加えられる「キッズスタイル」という機能も搭載する。キッズスタイルでは、利用できるアプリや時間に制限を加えたり、ほかのスタイルへの切り替えができないようにしたり、キッズスタイルで利用したアプリの履歴をあとで確認できるようにできる。また、キッズスタイルでは学校で習う右から始まる50音並びのキーボードも利用できる。

 シニアや初心者向けには、シンプルな構成になる「かんたんスタイル」も用意される。かんたんスタイルでも50音順のキーボードが用意されるが、こちらは左から始まるタイプが利用できる。

 マルチアカウントではないため、ユーザーごとにGoogleアカウントを使い分けることはできないが、キッズスタイルやかんたんスタイルでは専用の「かんたんインターネット」というブラウザを利用するため、Webブラウザで利用するオンラインサービスのアカウントを使い分けることは可能。

 また、富士通製のスマートフォン同様、プライバシーモードも利用できるので、任意の連絡先やブックマークを隠すこともできる。

スマートフォンで培った各種技術も搭載

 本体前面、ディスプレイの右側に指紋認証センサーを搭載する。このセンサーはプッシュキーにもなっていて、スリープ解除・スリープ移行の操作もできる。電源キーは上端、音量キーは左側面にある。

 スマートフォンのARROWSでも搭載されている、センサー技術を応用した「ヒューマンセントリックエンジン」を搭載する。本体の加速度センサーとインカメラによる顔認識により、手に持っている状態を検知して画面の自動消灯をしないようにする「持っている間ON」やインカメラの顔の向きを検知し、横になったときに画面回転をしない「あわせるローテーション」、環境光の色味にあわせて画面の色彩を調整する「インテリカラー」などの機能を搭載する。また、本モデルの解像度は2560×1600と、非常に高精細で、画面描写に高い処理能力を必要とするようになっているが、タッチ操作のレスポンスが低下しないようにチューニングが施されている。

 マルチコネクション対応で、WebブラウジングではWi-FiとLTEで同時に通信して高速化や安定した通信が利用できる。Webサイトを表示させるとき、HTMLや画像など、複数のファイルがダウンロードされるが、そのファイルごとに異なる経路を割り当てて通信付加を分散させている。通常はWi-Fiが優先されるが、Wi-Fiの通信レスポンスが悪い場合は、Wi-FiではなくLTE経由で通信するようになる。

フルセグ対応などAV機能も強化

 10.1インチ、2560×1600ドットのディスプレイを搭載する。液晶パネルと表面のガラスパネル(CorningのGorilla Glass 3)のあいだに空気層のないギャップレス構造となっている。

 ワンセグだけでなく、フルセグの視聴・録画に対応する。伸縮式アンテナを内蔵しているほか、同梱のアダプタでアンテナケーブルを接続することも可能。

 DLNA対応プレーヤーの「DiXiMプレーヤー」をプリインストールし、各種AV機器と連携できる。DTCP+にも対応し、インターネット経由で対応NASにアクセスすることも可能。auプラスワンコレクションで販売されるワイヤレスDVDドライブにWi-Fiで接続し、DVDを視聴することも可能。バッテリーの持続時間については計測中の段階だが、少なくともDVDで映画一本は余裕を持って視聴できるという。

 映像処理エンジン「Xevic」を搭載し、ワンセグやインターネットのストリーミング動画、ギャラリーアプリの写真などについて、超解像処理などの高画質化処理が施される。

 音声については本体の左右に大きめのスピーカーを内蔵。「DOLBY DIGITAL PLUS」の音響補正機能も搭載している。

通話非対応ながらSMSに対応

 音声通話機能は搭載しないが、SMSに対応し、緊急速報も受信できる。SMSが利用可能なので、LINEなどのSMS認証を必要とするメッセンジャーアプリも利用できる。ヒューマンセントリックエンジンによる通話音質補正機能も搭載していて、IP電話アプリに適用するように設定できる。

 9600mAhのバッテリーを内蔵しつつ、重さが約520gに仕上げられた。一方で富士通製のスマートフォン同様の省電力機能、「NX!エコ」も搭載している。ケーブルで繋いだスマートフォンに給電することもできる。付属の専用充電アダプタと卓上ホルダにより、4A給電の急速充電も可能。

 メインカメラには約808万画素のExmor RS for mobileを搭載。インカメラは約125万画素。HDビデオ通話に対応するSkypeをプリインストールしている。

 チップセットはMSM8974(2.2GHz駆動、クアッドコア)。64GBのストレージ、2GBのメモリ、最大64GBのmicroSDXCカードをサポートする。おサイフケータイは非対応だが、NFCによる情報取得などは利用できる。ワンセグ、フルセグもサポート。Bluetooth 4.0、Wi-Fi(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)、防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP5X)に対応。SIMカードはmicroSIMとなる。大きさは約261×169×8.9mm、重さは約519g(いずれも暫定値)。ボディカラーはホワイト。

(関口 聖/白根 雅彦)