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高性能カメラ搭載、Xperia Z1のドコモ版「Xperia Z1 SO-01F」

 「Xperia Z1 SO-01F」は、グローバルで発表されたXperiaシリーズの最新モデルで、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のAndroid 4.2搭載スマートフォン。10月24日に発売される予定。「はじめてスマホ割」を適用した2年利用時の実質価格は3万円台半ば、MNPを利用すると実質0円になる見込みだ。

 なお、10日より予約が開始されており、ドコモオンラインショップでは、一括価格が8万9040円、月々サポートが新規で2310円、MNPで3710円、機種変更で1890円と案内されている。2年利用時の実質価格は、新規が3万3600円、MNPが0円、機種変更が4万3680円となる。機種変更の場合、はじめてスマホ割が適用されれば実質価格は3万3600円だ。

「Xperia Z1 SO-01F」 Black

 「Xperia Z1 SO-01F」は、約5インチ、1920×1080ドットのフルHD液晶ディスプレイを搭載。グローバルモデルとして発表されている「Xperia Z1」のデザイン、機能、コンセプトをほぼそのまま継承し、日本向け機能としてフルセグ、NOTTVの視聴がサポートされている。このほかの日本仕様としては、赤外線通信やおサイフケータイ、ワンセグにも対応する。テレビのアンテナは内蔵されていないため、視聴時には同梱されるケーブルを挿す必要がある。こうした日本向けの追加機能がある一方で、グローバル版にあった「スタミナモード」は非搭載となる。

 ガラス素材で透明感のある背面パネルや、特徴的なアルミ素材のフレームを採用。アルミのフレームはループ状のアンテナになるというのが、技術的な特徴だ。グローバル版と同様、カメラは2070万画素で、1/2.3型とコンパクトデジカメ並みのセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載する。レンズはソニーのデジカメに採用される「Gレンズ」と呼ばれ、F値2.0と平均的なスマートフォンより明るい。画像処理エンジンは、ソニーがデジカメ事業で培ったノウハウを生かした「BIONZ for mobile」となる。

 撮影するシーンや状況に応じて、自動で明るさやHDR撮影の有無などを選択する「プレミアムおまかせオート」に対応。このモードに設定している場合、画素数は800万相当になる。センサー自体は2070万画素だが、その内の800万画素を利用することで、手ブレ補正が可能になり、光学ズームも3倍まで画質が劣化しないという。シャッターを切る前後1秒、計61枚の画像をまとめて撮影する「タイムシフト連写」や、撮った写真の情報を判別してネットから情報を引き出す「Info-eye」、Facebookで動画中継を行う「ソーシャルライブ」などの機能にも対応。これらはワンタッチで切り替えることができ、アプリの追加も行える。

 ディスプレイや音楽再生にも、ソニーの技術やノウハウが生かされている。ディスプレイは色域が広い「トリルミナスディスプレイ for mobile」で、粗い画像や動画の失われた部分をデータベースで処理して補正する「X-Reality for mobile」も搭載する。これらは、ソニーのテレビやPCなどに採用されてきたデバイスや技術を、スマートフォン向けにカスタマイズしたものだ。音楽再生は「Walkmanアプリ」で行い、音質を自動的に補正する「ClearAudio+」にも対応する。Walkmanアプリや、「アルバム」「ムービー」といったアプリは、ソニーの運営するサービスにも簡単にアクセスできるようになっている。ホームアプリは「docomo LIVE UX」と「Xperiaホーム」のどちらか一方を選ぶ形で、初期設定時のほか、設定メニューから一括で切り替えることが可能だ。

 LTE方式は2GHz帯、1.7GHz帯、1.5GHz帯、800MHz帯のクアッドバンドに対応。「Xi」は、1.7GHz帯で20MHz幅利用する場合、理論値として下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsとなる。

 ディスプレイは約5インチ、フルHDの液晶ディスプレイ。メインカメラは2070万画素、インカメラは220万画素。チップセットは「MSM8974」で、2.2GHz駆動のクアッドコア。メモリは2GB、ストレージは32GB。GSM、防水、防塵、おサイフケータイ、NFC、ワンセグ、フルセグ、赤外線通信、GPS、Bluetooth 4.0、DLNA(DTCP-IP)、NOTTVに対応する。無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/ac。おくだけ充電には非対応。ワンセグ、フルセグ、NOTTVの視聴は同梱の外付けアンテナを利用する。パッケージには充電用クレードルが付属する。

 バッテリー容量は3000mAhで、取り外しはできない。大きさは約144×74×8.5mmで、重さは約171g。連続待受時間はLTEで約610時間、3Gで約740時間、GSMで約600時間、連続通話時間は3Gで約720分、GSMで約760分、実使用時間は未定。ボディカラーはBlack、White、Purpleの3色。

White
Purple

石野 純也

太田 亮三