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省電力液晶で“3日間の電池持ち”、「ARROWS NX F-01F」

 「ARROWS NX F-01F」は、Android 4.2搭載の富士通製スマートフォン。ハイスペックなフラッグシップモデルで、なおかつ省電力技術を兼ね備えた機種。10月24日に発売される予定。各種の割引施策を適用した、ドコモが想定する実質価格は1万円台になる見込み。

WhiteMagicディスプレイで省電力

 約5インチのフルHD液晶「WhiteMagicディスプレイ」は、赤・青・緑の三原色に加えて、新たに白色の信号も加わり、従来よりも約45%、消費電力を削減した。通常の三原色のディスプレイで白を表現するには、カラーフィルタで赤・青・緑に変えた画素を掛け合わせているが、WhiteMagicディスプレイでは、カラーフィルタによる損失なしで白を表現できるため、消費電力が低減される。

 これにより、静止画だけではなく、動画を含め、さまざまな場面で省電力効果が期待できるという。また、最高輝度が800カンデラ(夏モデルは約500カンデラ)となり、直射日光の下でも画面は見やすいという。画質補正エンジン「Xevic」を搭載している。

 夏モデルのARROWS NX F-06Eでは5.2インチディスプレイを搭載していたが、F-01Fは5.0インチディスプレイとなる。サイズはほぼ変わらず、幅70mmとなっているが、重さは163gから150gへと軽量化し、フォルムも左右端に向かって薄くなるようにデザインされているため、持ったときにコンパクトに感じさせるものとなった。

 バッテリ容量はF-06E(3,020mAh)からさらに増え、3,200mAhとなった。WhiteMagicディスプレイや各種省電力機能により、ドコモでは「明るさそのまま電池持ち3日間」と謳っている。

ボディデザインに合わせて一新された指紋センサー

 富士通製端末ではお馴染みの指紋認証センサーは背面に搭載。そのデザインは従来から一新され、丸い形状など外観に馴染むように変更された。従来のセンサー面は黒のみだったが、F-01Fではセンサー面の色が白、黒、赤とボディカラーと同じ系統になっている。

 ディスプレイ周囲の額縁部分のカラーも、ボディカラーごとに異なっていて、背面と同じ色になっている。本体左側面に電源キーと音量キーを搭載。いずれも金属素材を採用しているという。ロック/ロック解除の操作は、背面の指紋認証センサーを押し込むことでも行なえる。

 下端のmicroUSB端子、上端のイヤホンマイク端子はいずれもキャップレス防水仕様。背面カバーは取り外しできない構造で、microSDカードスロットとmicroSIMカードスロットは、いずれも上端の防水キャップ内にある。赤外線通信ポートもこの防水キャップ内にあるため、赤外線通信を行なうときはこのキャップを外す必要がある。赤外線通信ポートがキャップ内に隠されているため、本体の背面は指紋認証センサー、LED、カメラと、丸いデバイスが縦に並ぶシンプルなデザインとなっているのも特徴。

 ホームキーや戻るキーは画面上に表示される形式。ホームアプリはデフォルトではdocomo LIVE UXが設定されているが、富士通独自のNX!ホームに切り替えることも可能。設定メニューなどは今冬の富士通端末から共通で採用している、明るい色調のデザインに変更されている。

 DTCP+にも対応するDLNAアプリ「DiXiM Player」などがプリインストールされているが、アプリケーション画面が煩雑にならないように、プリインストールアプリ数は少なめになっている。各種プライバシー機能を搭載した富士通独自の電話帳アプリやメールアプリは、任意にダウンロードできる。

 従来の富士通端末同様、各種センサーを活用した「ヒューマンセントリックエンジン」を搭載する。手に持っている状態を検知して画面が消灯しない機能や、「ARROWS NX」を手にしたまま寝転がっても顔の向きにあわせて画面を回転させない、という機能も用意される。

主な仕様

 裏面照射型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」を採用した1310万画素カメラを装備する。画像処理エンジン「GRANVU」により、暗所撮影時の低ノイズ化などが実現している。カメラアプリは比較的シンプルな作りとなっている。

 下り最大150MbpsのLTE通信、防水、おサイフケータイ(NFC決済対応)、ワンセグ/フルセグ、NOTTV、赤外線通信、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0、DLNA(DTCP-IP/DTCP+)に対応する。

 チップセットはMSM8974(2.2GHz駆動、クアッドコア)、ストレージは32GB、メモリは2GB。おくだけ充電や防塵仕様には非対応となる。バッテリー容量は3200mAh(取り外し不可)。連続待受時間はLTEで約670時間、3Gで約850時間、GSMで約670時間、連続通話時間は3G/GSMともに約780分、実使用時間や未定。大きさは約140×70×10.1mm、重さは約150g。ボディカラーはWhite、Blue Black、Magentaの3色。

 auで登場した「ARROWS Z」に似たデザインの機種だが、au版に搭載されていた10分急速充電、Wi-Fi/LTE同時アクセスのWebブラウザは非対応となる。一方、ドコモ版はバッテリー容量が3200mAhで、WhiteMagicディスプレイの搭載、といった違いがある。

(関口 聖/白根 雅彦)