ニュース

指紋でロック解除にアプリ起動、5.9インチ液晶の「HTC One max」

 台湾のHTCは、5.9インチのフルHDディスプレイを備えるAndroidスマートフォン「HTC One max」を発表した。グローバル向けの製品で、10月中旬~下旬にかけて発売されるという。

 「HTC One max」は、大型ディスプレイに指紋認証センサーを備え、HTC独自のユーザーインターフェイスを特徴とするAndroidスマートフォン。LTEをサポートする。新機能の指紋認証センサーは、背面に配置されており、最近の富士通製スマートフォンのようにスライドさせて指紋を認識させる。ロック解除だけではなく、事前に指定したアプリを起動することもできる。たとえば電源ボタンを押して画面を点灯し、その後、指紋を認証させるとカメラを起動する、といった使い方になるという。

 HTCオリジナルのユーザーインターフェイスである「HTC Sense 5.5」を搭載する。ソーシャル情報を楽しめる「HTC BlinkFeed」は、Google+やInstagramをサポート。最大120件の投稿をダウンロードしておき、圏外でも楽しめるようにした。

 CPUは、クアルコム製のSnapdragon 600(1.7GHz駆動、クアッドコア)で、ストレージは16GB版、32GB版の2種類が用意される。メモリは2GB。また2年間、Google Driveのストレージを65GB、利用できる権利も付属する。Androidのバージョンやカメラの画素数は明らかにされていない。なおカメラは裏面照射型センサーを採用した「UltraPixel Camera」とのこと。画素のピッチが2μm、センサーサイズが1/3型で、このスペックは画素を大きくして高画質化を狙った400万画素の「HTC One」と同等となっている。

 3300mAhのバッテリーを備える。NFC、Wi-Fi(IEEE802.11 a/b/g/n/ac)、DLNAをサポートする。大きさは164.5×82.5×10.29mm、重さは217g。

関口 聖