ニュース

NTTコム リサーチ、世帯の通信回線はそのままで費用削減の意向

 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションは、調査サービス「NTTコム リサーチ」(旧gooリサーチ)において、「世帯における通信回線の利用実態」を調査し、結果を明らかにした。

 「世帯における通信回線の利用実態」はインターネットを利用して実施され、調査期間は11月21日~26日、有効回答数は2万9630名。各世帯1名のみが回答できる仕組みで、回収されたサンプルは国勢調査の世帯構成比で補正されている。

 今回の調査では、各世帯で通信回線がどのように使われているかが調査された。それによれば、固定のインターネット回線の利用率は平均で93.5%になったものの、単身世帯では85.4%と、平均を下回る結果になった。

 スマートフォンを1台以上契約している世帯は61.5%で、携帯電話を1台以上契約している世帯の72.8%に迫っている。

 固定電話(IP電話、ひかり電話を含む)を契約している世帯は86%、単身世帯では60.5%になり、単身世帯の約4割は固定電話を契約していないことが明らかになった。

 1カ月あたりの支出額の平均は1万円~2万円で、23.3%がこの1~2年で増えたと回答している。74.5%の世帯が、通信費を削減したいと考えているという。その際、回線を解約するのではなく、利用料の安いものや無料のサービスを活用するなど、通信環境を維持したままコストを抑える方向が望まれているとしている。

太田 亮三