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「迷惑電話チェッカー」利用の実証実験、埼玉県警と

 ウィルコム、埼玉県警察本部、トビラシステムズは、ウィルコムが提供する「迷惑電話チェッカー(WX07A)」を用いた実証実験を行うとして、12日付で覚書を締結した。

 今年7月に発売された「迷惑電話チェッカー」は、固定電話に接続しておけば、振り込みを要求する詐欺の電話や、強引な営業・勧誘の電話がかかってくると、光と音声で警告する機器。詐欺などの迷惑電話の番号はデータベースで登録されており、PHSによる通信機能で最新情報に更新する。またユーザーからの申告を受けて、迷惑電話番号が新たに追加されることもある。2013年12月時点で、迷惑電話番号は2万5000件以上登録されている。また11月からは、ウィルコムの一部のPHS端末でも同様の機能が使える「モバイル迷惑電話チェッカー」の提供が開始された。

 今回の実験では、埼玉県警からトビラシステムズに迷惑電話番号の情報を提供する。その上で、迷惑電話の着信状況、被害の防止状況を検証していく。実験は2015年11月30日まで実施される予定。

 ウィルコムによれば、首都圏での迷惑電話番号の情報提供は、警視庁、千葉県警に次いで3例目とのことで、さらなる情報の充実で「迷惑電話チェッカー」の利便性が高まるとしている。

迷惑電話チェッカー

関口 聖