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国内メーカーの携帯・PHS出荷数、2013年11月は2カ月連続で前年越え

 電子情報技術産業協会(JEITA)と情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)は、2013年11月の携帯電話・PHS出荷実績を発表した。国内メーカーが対象となるこの調査だが、今回は、10月に続き、前年の実績を上回る結果となった。

 11月における携帯電話・PHSをあわせた総出荷台数は、254万6000台で、前年同月と比べて129.9%となった。このうちスマートフォンは144万4000台(前年同月比125.4%)で、全体のうち56.7%を占めている。2カ月連続のプラスになった要因として、JEITAとCIAJでは、冬モデルの出荷が好調な点を挙げている。また出荷数が250万台を超えたのは6月以来のこと。

 なお、内訳を見ると、携帯電話(PHSとの複合機含む)は246万4000台、前年同月比131.9%、PHSは8万2000台(同88.9%)となった。

 スマートフォンが全体に占める割合は、2013年6月に72.6%まで上がったものの、国内メーカーのスマートフォン事業撤退などもあってか、9月は40.5%、10月は60.2%、そして今回発表された11月は56.7%となっている。なお、この調査におけるスマートフォンはキャリア向けに出荷されているものが対象となっている。

関口 聖