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LINE、固定電話へ通話できる電話サービス「LINE電話」を提供

固定電話は1分2円、携帯へ1分6.5円、国際電話も

 LINEは、一般の固定電話や、携帯電話に電話をかけられる電話サービス「LINE 電話/LINE Call」を3月より提供する。日本・アメリカ・メキシコ・スペイン・タイ・フィリピンの6カ国で提供する。

 LINE電話は、「誰でもかんたん」「クリアな音声」「低料金」をアピールし、国内・国際通話に限らず利用できるのが特徴。LINEアカウントを持っていれば、初期設定は不要で、LINEのメニュー画面から「LINE電話」を選択して利用できる。

 直接、電話番号を手入力するほか、発信履歴・アドレス帳・現在地から周辺施設の電話番号が表示され、選択することで簡単に発信できる。

 利用料金は、通話分を事前にチャージして購入する「コールクレジット」と、30日間(上限60分)利用できる「30日プラン」のいずれかを選んで利用できる。コールクレジットは、固定電話へ1分3円、携帯電話へは1分14円。30日プランは、固定電話へのみ通話する場合1分2円。固定・携帯電話へそれぞれ通話するプランはいずれも1分6.5円となる。

電話番号はそのまま、約130万件の店舗や施設宛は無料に

 「LINE電話」(海外では「LINE Call」)は、国内外の電話に対し、従来と比較して格安の通話料でかけられるスマートフォン向けの通話サービスとなる。iOS、Androidが対応する。詳細な提供開始日は今後案内される。

 専用アプリを利用し、キャリアの通話回線を一部経由して通話できる仕組み。同サービスは携帯電話番号認証を使って登録しているユーザーが利用できる。Facebook認証のみでLINEを利用しているユーザーは、「LINE電話」を利用できない。

 通話する際には専用アプリを利用するが、050番号のような新たな電話番号は発番されず、スマートフォンで利用しているキャリア回線の電話番号がそのまま使用される。通話相手には発信元の電話番号が通知され、通常の電話のように利用できる。

 ただし、通話先がNTTドコモの回線の場合のみ、番号通知には非対応で、ドコモ側の端末には「通知不可能」もしくは「非通知」と表示される。これは、回線を提供する事業者間の仕様とのこと。なお、「LINE電話」では、110番や119番などの緊急通報には対応していないため、これらはスマートフォンの通常の通話サービスを利用することになる。

 終了時期未定の期間限定キャンペーンとして、一部の店舗や施設など約130万件に対して、無料で電話がかけられるキャンペーンが実施される。また、サービス開始に先立ち、2月27日からはLINE電話の公式アカウントが登場する予定で、友だち登録の先着10万人に、通話に使える100円分のクレジットがプレゼントされる。

通話料は事前チャージ型で2種類を用意

 料金については、初期費用や月額費用が無料で、通話料だけを前払いで支払う。予めパッケージを購入して料金をチャージし、通話した分だけを支払う「コールクレジット」と、30日間分のパッケージを購入する「30日プラン」の大きく分けて2種類のプランが用意されている。

 「コールクレジット」の国内での通話料は、携帯電話宛が1分あたり14円、固定電話宛が1分あたり3円。

 「コールクレジット」は、LINEアプリ内の決済や、Google Play、LINEウェブストアにおいて、パッケージを購入して料金をチャージする。Google Play、LINEウェブストアで購入したコールクレジットの有効期限は180日間。

 「30日プラン」は、最大30日間、最大60分の通話が利用できるパッケージを、予め120円や390円で購入するというもの。通話料はコールクレジットよりも割安になるが、少ししか使わなくてもチャージした料金を30日を超えて持ち越すことはできない。利用開始から30日以内に通話時間が60分に達した場合、「30日プラン」のパッケージを改めて購入するか、「コールクレジット」のプランを利用するなどする。

 通話先が固定電話限定のプランと、固定電話・携帯電話対応のプランの2種類が用意される。固定電話限定のプランのパッケージは120円で、60分間通話した場合、通話料は1分あたり2円になる。固定電話・携帯電話対応のパッケージは390円で、60分間通話した場合、通話料は1分あたり6.5円になる。

 なお、Androidでは、1 LINEコインを2コールクレジットとして利用できる。

 上記の「コールクレジット」「30日プラン」は日本国内向けの通話料だが、「コールクレジット」は国際電話にも対応。「30日プラン」も海外向け30日プランが用意される予定。

海外にかけられる国際電話にも対応

 国際電話の通話料は、「コールクレジット」の場合、カナダが固定・携帯とも1分1円。アメリカ、中国、インド、シンガポールは、固定・携帯とも1分2円。オーストラリア、スペインは固定が1分2円、携帯が1分9円。

 なお、「LINE電話」の通話料は非課税で、消費税率の変更の影響は受けないとしている。一方、iOSおよびAndroidのアプリマーケット側が決済時に徴収する手数料が今後変更された場合、現在示されている通話料は変動する可能性があるとしている。

 「LINE電話」で利用する、LINEが提携した通信事業者は非公表だが、「複数の大手回線事業者のプレミアム回線」と謳っている。一方、非課税となっていることから、サービスの一部には海外の設備や回線を利用しているものと考えられる。

(川崎 絵美/太田 亮三)