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クレカ決済のレジアプリ「Square」が会計ソフト「freee」と連携

 Squareとfreeeは、クレジットカード決済に対応したPOSレジアプリ「Square レジ」とクラウド会計ソフト「freee」(フリー)を連携させる取り組みを開始した。

 今回の取り組みにより、「Square レジ」に記録された売上データは、決済方法に関わらず自動でfreeeに会計データとして取り込むことが可能になる。これにより、経理業務の合理化や時間の節約、誤入力を無くした正確な売上管理ができるとしている。

 具体的には、「Square レジ」とfreeeを同期する設定にすることで、売上データは日次で集計され、freeeに複式簿記の仕訳として反映される。「Square レジ」から自動で取り込まれるデータは、現金決済の売上高、クレジットカード決済の売上高と手数料、商品券や電子マネーなどその他の決済手段による売上高の3種類。消費税は5%、8%の2種類に対応している。

会計ソフト「freee」で「Square」と連携した画面

 「Square」は、ヘッドホンジャックに専用リーダーを装着し、アプリを利用することでスマートフォンをクレジットカード対応のPOSレジにできるというサービス。個人事業主でも手軽にクレジットカード決済を導入できるサービスとして提供されているほか、スマートフォンを利用することで、決済する場所を問わないサービスになっている。アプリ、リーダーともに無料で提供され、事業者は1回の取引の3.25%を手数料としてSquareに支払う仕組み。売上は翌営業日に指定の銀行口座に振り込まれる。

 「freee」は、自動で会計帳簿がつけられ、クラウド上で管理できるサービス。無料プランでは、3カ月間のデータ保持、3ユーザーまでデータを共有できる。データ保持が無制限で、青色申告対応の決算書作成やすべての機能を利用できる「個人事業主向けプラン」は月額980円、「法人向けプラン」は月額1980円となっている。どちらも税込価格で、4月1日以降の税込価格も現在と同じ。

「Square」

太田 亮三