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Androidを遠隔操作できる「Mobizen」、ドコモがβ版提供

利用イメージ

 NTTドコモは、同社のAndroidスマートフォンとパソコンを繋ぐアプリ「スマートデータリンク Mobizen」の提供を開始した。利用料は無料。ドコモではβ版として位置付けており、実際に一般ユーザーが利用できる環境を提供することで、寄せられる反響をもとに将来的な本格提供を検討していく。

写真・音楽・動画などを転送

 「スマートデータリンク Mobizen」は、Androidスマートフォンに専用アプリをインストールしておけば、パソコンのブラウザからアクセスして写真、動画、音楽といったコンテンツを相互に転送できるサービス。

ログインしたところ

 データ転送は先述した写真・動画・音楽など。アドレス帳やブックマークのバックアップ、あるいはアプリの保存などはできず、機種変更時などのデータ保存というよりもコンテンツをパソコンで管理しやすくするツールという位置付けになる。

スクリーンキャプチャをパソコンから確認することも

遠隔操作も

 さらに「Mobizen」ではスマートフォンの遠隔操作が可能。これまでも一部のAndroidスマートフォンでは、パソコンとBluetooth接続して遠隔操作できる、というものもあった。一方、「Mobizen」ではUSB接続やWi-Fi経由での接続といったローカルでの接続に加えて、モバイル通信(3G/LTE)経由でも遠隔操作できる。

 データ転送や遠隔操作を行う管理画面は、専用サイトにログインして利用する形。そのIDやパスワードは、スマートフォンに専用アプリをインストールしてアプリ上で設定する。パソコンと繋がるとバイブレーションやアラート音で通知され、画面が消灯しているとLEDランプが点灯して知らせる。またタスクバーにも接続中であることが示され、スマートフォン側から切断することもできる。

対応機種

Xperia AX SO-01E、Xperia Z SO-02E、Xperia A SO-04E、Xperia feat.HATSUNE MIKU SO-04E、Xperia Z1 SO-01F、Xperia Z1f SO-02F

GALAXY S III α SC-03E、GALAXY S4 SC-04E、GALAXY Note 3 SC-01F

ARROWS NX F-06E、ARROWS NX F-01F

AQUOS PHONE ZETA SH-02E、AQUOS PHONE ZETA SH-06E、AQUOS PHONE ZETA SH-01F、SH-01F DRAGON QUEST

 Wi-Fi経由の通信は同じアクセスポイントに繋がっていれば、管理画面でログインし、認証サーバーでパソコンとAndroid端末を紐付けたあと、インターネットを介さずP2Pで直接繋がる、という環境で利用することもできる。この設定をOFFにしていると、Wi-Fi接続時でも常にインターネット経由で繋がることになり、SSLで暗号化される。

 もしONにしていると、インターネットを介さず、たとえば自宅内であれば、よりセキュアな形で利用できる。しかし「P2PがON」=「SSLがOFF」という状態のため、公衆無線LANを利用する場合はP2PをOFFにするよう案内されている。

正式サービスに向けて検討

 「スマートデータリンク」は、ドコモが出資するRSUPPORT社からライセンスを受けて、先行サービスとして提供される。iPhoneにおけるiTunesのように、わかりやすくコンテンツを管理できる機能、そして付加価値として遠隔操作機能が用意されたものであり、Androidではメーカーごとに異なるパソコンとの連携手段を1つにまとめようという試みだ。

 9月末まで無料で利用できるようになっており、ドコモではユーザーからの反応を見ながら、機能の改善や本格提供そのものを含め、今後の展開を検討していく方針。

(関口 聖)